東北ツーリング7泊8日。第5日目 < 青森県青森市 ~ 津軽半島 ~ 青森県八戸市> 2020年10月27日(火)

昨日は「勇気ある予定変更」をして龍飛崎行きを断念したが、今日は朝から快晴。今日こそは龍飛崎を目指すぞ。

津軽半島龍飛崎付近

7時13分、まずは朝食を。

1階食堂から見える青空と、青森自動車道

そそくさと朝食を済ませ、荷造りしてチェックアウト。

そう、頭の中には「龍飛崎」しかない。

さあ、準備万端。

カメラの位置をハンドルマウントに変更してみた。ただ、これは失敗だった(再生時の動画を見ると、画面が斜めになったり真っ直ぐになったりして気持ちが悪くなってくる(^^ゞ )。

走行距離も40,000㎞を超え(ジャスト時は見逃しだけど)、益々愛着が増すローライダーS 。タンクの汚れもロンツー真っ只中である証だ。

さあ、8時半ごろにはルートイン青森中央ICを出発し、一路龍飛崎へと向かう。

津軽半島を反時計回りに回っていくのだが、今回の東北ツーのミッションの1つ、故 安保 徹医師の出身小学校「三厩(みんまや)小学校」を一目見るというものがある。

氏について興味関心のある方は各々ググっていただければいいのだが、俺は氏の著書を10冊以上読み(そこから派生して読んだ氏以外の本も含め)、かなり感銘を受けた人間の一人である。

また、氏の著書以外でも、講演会の模様を収録したYouTube動画の中で語られていた氏の出身小学校のことが印象に残っていた。

10時05分、今別町の道の駅にて小休止。誰もいねぇ~(^^ゞ 。

長期休暇が取得可能になり、今回のロングツーリングの行先を考え始めた段階で、東北方面に行こうと決定づけたのが、この小学校を見に行くというものだったのだ。

ここ青森県道14号(津軽中山ライン)を走っていると、突然現れるかなり立派な道の駅。おそらくは、青函トンネル工事関係の莫大なお金が動いたんだろうね。
JR津軽二股駅と、北海道新幹線奥津軽いまべつ駅との統合駅となっている。なるほど、ここに新幹線が止まるんだね…。日本一乗降客が少ないんだって…。

「そんなことが目的になるの?」

「小学校なんか見てどうすんの?」

「もっとおいしい物を食べたり、観光名所を回った方がよくね?」

等々、疑問に思う方々も多いとは思うが、俺は違うんですね。

そもそもオートバイに乗り始めた10代の頃から、観光名所やご当地グルメなんかには全く興味関心がなく、とにかく「走る」ことが好きだったんだよね。

しかもその頃から「険道、酷道」に入って行くのが好きだった。

やっぱり最初からオフ車を買っておけば良かったんだよな。

いや、でもその頃から乗っていたら、絶対無茶して大きな事故を起こしていただろうね(笑)。

この齢になって乗り始めたから、少しでも長く、楽しく、安全に遊ぶことができるのだろう。

あ、話が脱線したね。

そうそう、自身が感銘を受けた著者の生い立ちが気になるのは当然としても、医療関係の講演会でたとえジョークとして出てきた固有名詞についても興味関心が行ってしまうんだよね。

しかも、俺が常々信じて疑わない、

「小学校時代はその人の人生の『原風景』である。」

ということを思うと、その地に行ってみたくなるのは至極当然のことであったのです。

この三厩小学校が、今回の東北ツーの発端になったと言っても過言ではないね。

そこから派生しての八幡平だったり、下北半島だったり、三陸だったりしたわけだ。

10時30分、道の駅を出て30分とかからずに、しかもほとんど迷わずに三厩小学校に到着した。

外ヶ浜町に入り、JR三厩駅の案内標識にある「三厩」の文字が目に入った時から鼓動が早くなってくるのが分かった。

しかも、ほとんど迷わずに狭路を進み、学校敷地内のグラウンドが見えたきた頃には、さらに鼓動が早くなった。

恵まれた環境だな。

どうしてだろう。

かれこれ40年近くオートバイに乗っているが、今回のようにツーリング先で鼓動が早くなるようなことは一度もなかった。

まさか心疾患ではあるまいな(;^_^A 。

やはり、今回のツーリングの発端となった場所だからだろうね。

あまり長居をすると、「真っ黒なオートバイに乗った不審者が学校の側にいるんです!」と当局に通報されそうなので、写真を撮り、軽く合掌して立ち去ることにした。

さあ、ここまで来たら龍飛崎は目と鼻の先だ。

10時53分、ついに龍飛崎に到達した。

沖に見えるのは北海道!

遊歩道はパスしたものの、灯台までは上がってみようということで、アクションカムをローライダーS のハンドルから外した瞬間、ちょっとした異変に気付いた。

カメラ横の液晶画面に映し出される数字が、どんどん増えていっている(現在進行形)。

ん?これって何の数字だっけ?

しかも、すでに数字は「38,000」を越えているぞよ?

あぁぁぁぁぁぁぁ~!!!

静止画連写モードやんけぇ~!Σ(・□・;)

ひょっとして、ルートイン青森中央ICからここ龍飛崎まで、ず~っと連写してたってこと?(ひょっとしなくてもそうなんだよ。)

どこでどうなって連写モードになったんかね…。

ということで名古屋に帰ってから、無理矢理「動画風」にしてみました。

でも、やっぱりダメだね(;^_^A 。

動画は動画の良さがあり、静止画は静止画の良さがある。

何だかもうすでに懐かしいぞ。

灯台までの短い坂を、東北弁を話す観光客に混じって上る。

日ごろのスクワットが効いているのか、息は上がらないし、足腰もしっかり付いてきている。

11時04分、龍飛崎灯台着。

平日でも結構な賑わいっすね。

灯台から岬を下り、再び目にした碑の前にローライダーS を止める。

まあね、もっと寂れた感じだと勝手に想像していたんだけど、地域振興のため仕方ないのかな…。

さらに岬の東側先に入って行くと…。

あれ?宮沢賢治も東北出身じゃね?あ、岩手県だね (;^_^A。

さらに先端を目指すとドンツキ場となり、ここが車両で進入することができる津軽半島の最果てだということがわかる。

一旦Uターンをして漁師さんたちの駐車場のような場所にローライダーS を止め、軽い昼食とこの後のルートを確認する。

龍飛崎から下りてきた道を再度上り返し、今度は半島の西側へ向かう。

何だか気分が良い、と感じた場所でローライダーS を止めた。

誰もいない

交通量皆無。

半島の西側なんだけど、丘陵地になっているので半島東側の展望が良いんだよね。

遠く下北半島が見える。かなり大きな半島なんだな。

海岸線の半島丘陵地。超キモチイイ!!

津軽半島を反時計回りに1周し、つがる市に入った。

ここからは昨日走った国道101号線に出て、津軽自動車道を東進だ。

その前に、これまた昨日素通りした道の駅もりたアーストップに立ち寄り、職場と自宅への土産を購入。

13時30分、道の駅にて小休止。

当然、津軽と言えば定番のリンゴ。ただし、量が量なので、双方に宅急便で送っておいた。

すがは本場、どのリンゴも絶品だったね。

『名古屋?名古屋なら今日送ったら明日着くべさ。』ってオジサン(;^_^A。

さすがに今日の明日は無理っしょ?

もう14時近いしさ…どんなに早くても明後日ですよね。

平日だと言うのに割とにぎわっていた。

※案の定、配達完了は明後日だった。それでも「さすが日本の宅急便」だと思ったよ。諸外国じゃ、予定通り配達されないことの方が「普通」だからね。

道の駅を出て再び国道101号線を東進。まもなく津軽自動車道つがる柏ICから高速道路に乗る。浪岡ICで東北自動車道にスイッチ。さらに青森ICからは青森自動車道へと変わる。

しばらくすると、見覚えのある建物が見えてきた。昨日宿泊したビジホテだ。

事前に予約していた宿泊先は昨夜までで、本日からのお宿はその日の進捗具合に即して予約をするのだ。

7泊8日のロンツーにもなると何が起こるか分からないので、7カ所すべてのお宿を事前に予約しておくのは割と勇気がいるよね。

まあ、到着できそうにないのならキャンセルすればいいだけのことなんだけど、キャンセルした上に新たな予約を入れなきゃならないというのもね。

それより何より、今回のGotoや高速道路もそうだけど、どうして「事前手続き」をあんなに煩雑にするのだろうってね。

使って欲しいんだか欲しくないんだか分からないよね。

予めすべての行程を確定させて行かないと割引が受けられないってのは、俺のような、言わば「行き当たりばったり」旅行者には不便極まりないんだよな。

実際、高速道路はエリアが狭すぎてほとんど対象にならず、利用価値ゼロだった。いっその事、民主党政権時代(いつの話だ?)のほんのわずかな期間実施された、「高速オール1,000円 !」ってのにすればいいんだよ。

単純明快だよね?

本当に経済を活性化させたいのなら、高速オール1,000円の方が大活性化するよ。

そうでなくとも今般のGotoや高速割引だって、我々の血税でまかなわれているんだからね。

どんどん還元しろよ!ってね。

まあでも、それはいつもの既得権益が絡むからできないんだろうね。

みちのく有料道路入口手前で、さすがに今夜の宿を予約すべくローライダーS を止めた。

確かにこの距離で650円、八戸までならさらに「第二みちのく道路」で150円。合計800円也だが、他のルートで行こうとするとさらに時間がかかるだろう。あえて時間をかける走りをするなら別だが、今回の俺のような状況(早く宿を決めてチェックインしたい)であれば、時は金なり、800円で時間を買う、と考えることができるだろう。

要は、その人のその時の状況や価値観の問題だな。

つまり、ツーマプに記載されている文言が、「どんな人の目線」で書かれたものなのか、ということですな。

今夜の宿もそうだが、今回のロンツーでの宿予約と宿へのルート検索において、スマホがその威力を発揮してくれた。

基本的にビジホテって、分かりづらい立地条件では建てられていないんだけどさ。今まで迷ったことがないもの。

今更ではあるが、今年3月にスマホ再デビューしたオッチャンは、そのスマホの便利さを再認識した次第です(^^ゞ 。

ってさ、もっと使いこなせば、まだまだ便利さ無限大なんだろうけどね(;^_^A 。

八戸北ICで下りてまもなく、これまた大して迷わずに今夜のお宿着。

16時48分、本日の宿「セレクトイン八戸中央」着。

親切な従業員さん(見るからに終業後の私服であり、帰宅するところとお見受けした。)に案内されて、地下駐車場にローライダーS を移動させた。

「最近夜中にパラパラ雨も降りますし、防犯の面でも安心ですもんね?」

ありがとうございますm(__)m 。

ありがとうございます。これなら安心っす。

でも…。

排気で舞い上がるホコリがスゴかったんですけどぉ~(;^_^A 。

チェックインを済ませ、とにかく部屋に入って荷物を置く。

ライダーズジャケットやオーバーパンツを脱ぎ、さらにガエルネのブーツを脱ぐ。

すると、とたんに体が重くなる。

これ、毎日だったな…。

このホテルって、元は〇〇ホテルじゃね?そんな気配がプンプンなんですけど💛

すぐにでも買い出しに出て、戻ってすぐユニットバスにお湯をためたいところだけど、ちょっと今日は coffee & cigaret で一服しよう。

一息ついたところで買い出しにGo!

もっと寂れているのかと思いきや、八戸駅近くの繁華街は割と賑わっていたよな。ただし、一歩外れると下画像の通りで、昔ながらの街並みという感じがしたな。

18時30分、夕食と明日の朝食の買い出しから戻る道すがら。八戸駅周辺の downtown .

買い出しから帰り、『ホコリを立てないように(笑)』地下駐車場へ下りて行く。

もうエンジンも冷えているだろうから、カバーを被せることができる。

部屋に戻り、ベッドサイドに目をやると…

こちらも負けじとタコ足充電 (^^;

ゆっくり湯舟につかり、いつものコンピニ食材の宴の始まりだ。

明朝用の食材も含まれています。

NHKも民放に近付け過ぎだよな。全く興味関心が湧かない歌番組とその出演者。

毎晩そうだが、明日のルート決めをしている最中に睡魔が来る。

結局、翌朝コーヒーを飲みながら、それでも大まかにしかルートを決めることができない。

八戸市街地北方面。次回この町に来ることがあるのかな…。

さあ、もう明日からは名古屋に向かって「南下」を開始するルートに移っていく。

そろそろ「祭りのあとの寂しさ」が漂い始めてきたな…。

本日の走行距離 292.1km

東北ツーリング7泊8日。第6日目 < 青森県八戸市 ~ 岩手県釜石市 ~ 宮城県仙台市> 2020年10月28日(水) へ、

(^^)/~~~

kz-blues

ハーレーやオフ車で気ままに走っていれば、気分上々のオッチャンです。ギター(エレキ、アコースティック)も弾くし、革細工もやる。自転車(ジオス・スパジオ)も早朝トレーニングで乗っているよ。1分1秒でもハッピーに過ごせたらいいなぁーと毎日を生きています。

2 throughts on "東北ツーリング7泊8日。第5日目 < 青森県青森市 ~ 津軽半島 ~ 青森県八戸市> 2020年10月27日(火)"

  1. おはようございます。

     ワクワクしながら拝見させて頂きました。
    東北って何か寂しさを感じさせられますのは、私だけでしょうか?
    「石川 さゆり」さんの歌のせいですかね?

     話は変わりますが、コロナ・・・。
    ぼちぼちと色んな事業所から出てきてますよね。
    名古屋市もしっかりと公表して欲しいです。
    人伝てでしか情報がえられなくて困ってます。

    1. 服部さん、コメントありがとうございます。

      確かに東北は「寂しさ」を感じますね。
      先入観もあるのかもしれませんが、特に日本海側はいつも曇っていて海も荒れているようなイメージがあります。
      津軽海峡冬景色も、演歌だから仕方ないのですが、完全な「マイナー調」の曲ですからね(^^ゞ 。

      コロナについては、正直出たら出たでどうしようもないのかな、という感じです。
      ただ、出来る限りの感染対策だけは施しておかないと、いざ「出た!」と言われた時に、
      そこをやんや言ってくる輩がいますからね。
      まあ、「保身のため」ですね(笑)。

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