自分だけのファーストゴールを終えた後,千里浜近くを適当に走り、たまたま見かけた地域住民の公民館駐車場にスーパーシェルパ(2004)を止めた。
休憩するにはちょうど良い木製ベンチが玄関先に出してあり、暑さをしのぐ日陰にもなっている。
300km以上も走り続けてクタクタになっていたことから、普段ツーリングでは滅多に腰かけない俺がその木製ベンチにどっかりと腰を下ろした。
ゴール直後に大会本部に提出するレポートも、この30分ほどの休憩で簡単に書き終えることができた。
15時から開始されるゴールゲート受付を済ませたら、すぐさまその日の宿泊先である国民宿舎「のとじ荘」に向けて走り出さなければならなかったからだ。
大会直前に参加を決めたものだから、宿泊先予約も大会前夜となり、やっと予約できた宿泊先は千里浜から140km程離れたほぼ能登半島の先端、珠洲市に位置していた。
さあ、ここがゴールゲートへのエントランス。
砂だぜ。
転ぶのだけは避けようね。
奥の2名は案内誘導係?
でも、ここを左折する奴はおらんやろ。
砂浜を走り出す。
ここは大学生の頃、夏休みのバイトで買ったスズキのインパルスっていう400ccのオートバイで走って以来だから、もう30年以上ぶり??
あんときゃ高校の同級生と2泊3日で能登半島を一周したんだね。
俺は大阪から、彼は名古屋から出発して、輪島の駅前で待ち合わせした。
ポケベルも携帯もなかった時代だったから、集合場所に来なくても連絡の取りようがないんだね。
俺が寝坊して、輪島の喫茶店で彼を1時間待たせたんだよね、確か(笑)。
30年にここをオートバイで走った時の感覚は、正直もう消えていた。
だから、初走行の気分。
ただ、もう少し砂浜の幅が広かったような気がするのだが・・・。
※やはり、年々砂浜が浸食されて幅は狭くなっているとのこと。
プロカメラマンが待機する「撮影スポット」コース。
でもね、本当に波打ち際ぎりぎりのコースだったんで、轍やタイヤ跡、砂にハンドルをかなり取られて冷や冷やだったよ。
手を上げたりスタンディングしたりしてポーズを取ろうとしたものの、HPにアップされた画像はハンドルをしっかりと握って走行しているものだけ(笑)。
皆さん波打ち際ではなく、結構地が硬いところを走行して写真を撮ってもらっているので、俺もそうすりゃよかったな。
というか、いつも林道でやっているスタンディングで走ればオートバイはより安定したのにな。
やっぱり緊張していたのかね(笑)。
結局他者同様、波打ち際にオートバイを止めて写真を数枚残したね。
こんな写真も撮ったでよ。
おお、近づいてきたのはゴールゲート!!
はいはい、これがゲートだぜ。
そして、ゴーーーーーール!!
通り過ぎて、あれ?右側で「お疲れー」って手を振ってくれたオジサン(お前もだよ!)って、かの有名な(業界では)賀曽利さんじゃなかったっけ?(やはりそうでした(笑))。
地元羽咋市のボランティア(おそらく)の皆さま方の熱烈歓迎!
あっざぁーす!!
さあ、ここから駐車場へ向かいます。
ここぐらいならローライダーS(2017FXDLS)でも大丈夫だね。
勢いつけすぎて、ジャンプしそうになったよ(笑)。オフ車なんでね。
駐車場は芝生だったのね。
はーい、ここですよ。それにしても左のオートバイの何がすごいって、3個のアルミケースだよね。たまたま東海三県の三重県ナンバーだったね。
ゴールゲートオープン直後の15時チョイ過ぎだから、まだまだ台数は少ないね。
受付は芝生駐車場から徒歩で10分弱。たった10分だが疲れた体にはこたえたな・・・。
でもね、歩き始めてすぐに栃木(!)から来たというオジサン(俺もか(笑))に声掛けされて、話ながら歩いたからあっという間に受付までたどり着いてよ。
その③へ続く。