いやぁ、このクソ暑い中、走り切りました535km!
やっぱり遠かったね、飛騨市神岡町。
愛知県の隣りにある岐阜県だけど、神岡町は富山県との県境の町だからね(笑)。
先日NHKの「ためしてガッテン」という番組で、ニンニクの効能や調理法、ニオイを抑える方法などを紹介していた。
一緒に見ていたお袋から、「去年買ってきたニンニクが安かったから、今度単車(お袋はオートバイを「単車」と呼んでいる)で買ってきたらどうだ。」とのリクエストが出た。
買って来いって言ったってさ、山之村、飛騨市神岡町だよ。
どれだけ遠いか分かってるのかね(おそらく分かっていない)。
ということで(どれだけ遠いか理解している俺だが)、週末オートバイでスーパーカミオカンデ 神岡町までニンニクを買いに行くことになった(笑)。
本来なら今週末はスーパーシェルパ(2004)に乗る順番だったのだが、さすがに富山県との県境までの往復をケツ痛を我慢しながら走る勇気が出なかった(笑)。
やはり、長距離ならハーレー、ローライダーS(2017FXDLS)の出番だろう。
携帯の目覚ましで午前5時に起床。
というより、エアコンのタイマーが切れてしばらくすると首周りの汗が不快で起床(笑)。
朝飯抜きでも車体カバーを外しーの、バッテリー充電器を外し―の、シートバックを取り付け―の等々やってると、起床後1時間では出発できないんだな、これが。
自宅を後にしたのは起床から1時間25分後の午前6時25分。
自宅近くの名古屋高速にのって、目指すは東海北陸道の郡上八幡IC。
まあ、そこまでは1時間で行ってしまうからね。休憩なし。
飛騨清見ICまで行ってしまうか迷ったが、こうも毎週末ツーリングに出かけていると、たとえ日帰りばかりでも出費がかさむから、高速代も節約しないとね。
通称「せせらぎ街道」の岐阜県道79号線を高山市に向かって快調に飛ばす。
このせせらぎ街道、久しぶりに走ったけど気持ちが良かったよ。朝早いから車も少なめで快適そのもの。
ただし、後述の事情もあり、帰路も同街道を下って来たのだが、帰路は交通量が多くて辟易。
整備の行き届いた県道や国道で車の流れに合わせてオートバイを走らせていると、必ず睡魔に襲われる。ただでさえ面白みに欠ける道なのに、四輪の速度に合わせてチンタラ走らせるわけだから最悪だ。
道は同じでも、最低限、自身のペースで走らせることができれば睡魔はやってこないんだけどね。
高山市内で何度も信号に引っかかったものの、神岡町が目と鼻の先に見えてくるロケーションとなってきた。
見覚えのある景色だ。
過去に2度、いや3度訪れている。
1回目。職場の連中との山之村キャンプが中止となり、ひとりエレグラ(2010FLHTC)で訪問。
2回目。一泊二日の富山ツーリング。エレグラ(2010FLHTC)で。
3回目。息子たちと3人で山之村キャンプ。
である。
これで4回目?何度走っても気持ちの良いキャンプ場への道。
ニンニクがなぁ~い!!!
ニンニクを買いに来たのにぃ~!!
でも、ニンニクが・・・。
従業員の女性に「ニンニクって・・・。」とたずねてみたが、「あ~時期によってでたり出なかったりするんでね。今はまだ出てないです。」
トホホホ・・・(涙)。
去年の同時期はたくさん出てたじゃん(涙)。
まあ、豪雨をはじめとする気象の影響もあっただろうし、自然相手の栽培ですからね。仕方ない。
「トチの木はちみつ」と「新発売手作りせっけん」を購入し、店外に出た。
安価で美味しいニンニクに再会できなかったものの、ゆっくり休憩した後、同じ道で国道471号線まで下る。
さて、ここから県道89号で南下しようと試みたものの、国道から外れてすぐの橋の手前で道路が陥没。
こりゃだめ。これも先だっての豪雨の爪痕か。橋のもう少し手前の電柱も斜めに傾いていた。
こうなるとルートの選択肢が極端に少なくなってしまい、しばしツーリングマップルとにらめっこ。
国道158号線を一気に長野県松本市まで東進し、そこから南下するルートも頭をよぎったが、すでに遠回りをしているし、時間的に苦しいかと別ルートを考える。
結局国道158号線をぐるっと時計回りの遠回りで、高山まで出た。
その途上、観光バスの安全走行で時速40km。かなりの時間をロスしてしまったのと、いつものチンタラ走行中の睡魔に襲われた。
もう限界だと丹生川町の農協スーパーの日陰へ滑り込んだ。
高山から国道41号線でひたすら南下でもしようものなら、さらに強烈な睡魔に襲われることが容易に推測できるため、それを避けるべく県道を模索するも、進む県道はことごとく通行止。
自然災害ではどうしようもない。
万事休すで往路同様せせらぎ街道で郡上八幡まで下る。
16時少々前に郡上八幡ICから東海北陸道にのり、途中一度だけ短い休憩をとり、自宅には17時少々過ぎに無事たどり着いた。
ニンニク購入予定がトチの木はちみつと手作り石鹸購入になってしまったが、1年ぶりの神岡町山之村は、相も変わらず清々しい空気に満たされていた。