1月3日(木)に米国仕様(?)のためタイムアップとなった、アメリカ合衆国カリフォルニア州ランチョ クカモンガ(Rancho Cucamonga) 発のエンジンガードを「何とか」装着することができた。
まあそれにしてもこれだけ時間がかかるとは想像しなかったなぁ~(笑)。
ボルト・ナットの「溝なぞり(?)」から緊急ホムセン買い出しまで含めると、4時間強の時間を要したぞ。
いつもの「掃除しながら交換・取り付け」だとしても、2時間もあらば余裕のよっちゃん(NHK「日本人のお名前」より)だと考えていたのだが、結局倍以上の時間を費やした。
独り言をブツブツ言いながら取り出したるは、このセット!
こんなんで普通「なぞる」かい?未完成、不良品じゃんかよ。
なぜボルト・ナットの手持ちをだしてきたのか?
ええ、タップとダイスでなぞっても、ナットがU字ボルトに入って行かないの!
マジか?
だからね、手持ちのボルト・ナットで合うものがないのかなってね。
やっぱり手持ちネジ類は必要だね(できれば日本製の)。
しっかり合致するモンがあったぜよ。しかも「ミリサイズ」!
ふっ~行ってきたよ、ホムセンに。そして、買ってきましたよ。ボルトにナットにステーにワッシャッシャッ♪
さあ、これで準備万端。青空ガレージ開店っすよ!
まずは、ホーン外しからね。
ホーン留めナットは10mm。もういい加減ミリサイズに統一しろよな。いつまで虚勢を張ってるんだよ、U・S・A!
お次は問題のボルト!付属のヘキサゴンボルトは使用不可なんで、っていうか、出荷前に試しで装着するってことをやらないのかいっ!
ボルトナットの微調整(そもそもこんなことしなくていいのに)を終え、不具合品の代替品をホームセンターで買いそろえ(これもしなくていいね、普通)、やっと本題の「取り付け」に入ったのだが、フレーム上部で留めるボルトが締めにくくて立ち往生。
エンジン側から締めるのだが、工具や手の入るスペースがほとんどない。
何度か試したがらちが明かないので、必殺の工具をば。
エレクトラグライド(2010FLHTC)に乗っていた頃、触媒抜きのエキパイを購入したのだが、これを使用するとフランジナットを締めたり緩めたりする際に非常に楽になる。ナットは極狭な場所にあるからね。
もっとも、ノーマルエキパイをずっと使用する方々には不要なんですけどね。
俺の場合は、6.35mmのラチェット自体が欲しかったから、一石二鳥だったわけだ。
北川商会はね、結構痒いところに手が届く工具やパーツを販売してくれていたよな。まだ営業してます。失礼!
ところが一難去ってまた一難。
北川商会の工具でスルスルとボルトは回っていったのだが、締め止まったところで下部2ヶ所のU字ボルト方面を見ると…
おーい!どんだけ離れてんねんな!
これじゃいくら満身の力を込めてもナットがハマらないぜ(泣)。
酷いね、この精度(笑)。ありえねぇ~。
何か原因があるはず…物事には必ず原因があるはず…。
しばし一服しながら思案。
チーン!このホムセンブラケットの位置か。このブラケットの厚み(3~4mm)の分だけエンジンガードが前に出てくるわけか。
わずか数mmでも、下方へ行くにしたがい、ズレが大きくなっていくわけだ。
三角形の頂点(ブラケットの厚み)とそれを挟む二辺(フレームとエンジンガードの長さ)、底辺(フレームとエンジンガードのすきま(距離))の関係だな。
ということは、ホムセンブラケットをフレームの裏側で留めればいいわけか。というか、それしか方法がない。
付属品になかったロックナットも使用できるしね。
ということで、せっかくロックタイトの赤色、高強度タイプで締めこんだんだけど、またボルトを緩めて取り外し。
さらに、付属ボルトと同じ長さの20mmボルトの使用では、どうもエンジンガードに溶接されている直方体のメスねじ側へのボルトの入り具合が浅いような気がする。
ボルトを念のため25mmにしよう。30mmでは長すぎて先が底付きしてしまう。
よし、これでいいだろう。
ある程度上方のボルトを締めては下方のU字のナット4か所を締め、また上方のボルトを、という過程を何度も繰り返す。
さて、問題の上方のボルトだが、これがかなり締め上げたにもかかわらず、フレームとエンジンガードメス側ねじ直方体の間にわずかなすきま(1.5mmぐらいなんだけど)ができている。これはもう少し締めることができるかな…と思いつつ、少しずつ少しずつ北川商会ラチェットで締めていく。
もうここら辺で止めないと、いくら日本製ステンレスボルトでもねじ切れるのでは…と頭に浮かんだ瞬間…バキーン!という嫌な金属音とラチェットを持つ手に軽い衝撃が走った。
マジかっ!
「ボルトがねじ切れて、エンジンガードのメス側ねじ直方体に埋まったまま」という絵図がすぐさま頭に浮かんだ。
当該箇所を凝視すると、想像した絵図とは違い、手にコロンと落ちてきたのは、
関節部分が壊れた北川商会の極小ユニバーサルジョイント だった。
ユニバーサルジョイントが破損するぐらいだから、もうここで締めることは止めればよかったのだが、「約1.5mmのすき間」に納得がいかない俺は、次なる手立て、というか最終兵器を取り出した。 それが、こいつだ。 |
「フレックスハンドル」
ラチェットよりも大きな負荷に対応可で、俺はアクシス100(2008YA100W)やシェルパ(2004KL250H)のアクスルナットを回すのに使用している。別名スピンナーもしくは、ブレーカーバー というらしい。
U字のナットがどこまでも締まっていくので冷や冷やしたが、ある程度のところで止めた。まあフレームのパイプは強いだろうから、U字の締め過ぎで変形してしまうようなこともないだろうが、念のため。
ちなみに、中古純正マスタッシュエンジンガードを某ネットオークションで購入したローライダー(2010FXDL)乗りの職場同僚は、ものの1時間程度で装着完了したらしいです(泣)。
2 throughts on "遂に装着、エンジンガード。流石米国製だね(笑)! 2019年1月6日(日)"