前日に「子ども110番」へ電話し、「面接での相談」を希望した。
電話口の担当者は、息子の通う中学校名や担任教員の氏名を「差支えなければお聞かせ願いますか?」と尋ねてきたので、「構いません。逆に伝えたいです。」と全て話した。
翌日法務局へ行ったのだが、前日の担当者は「東庁舎の4階にあります。」と指定されたので、名古屋市役所の東庁舎4階だとばかり思っていた。しかし、指定されたフロアへ上がってみると(もちろん案内標識を見て「?」と思ったが)、そこは会議室のフロアで、大中小様々な会議室があるのみ。
一旦1階に下りて、前日問合せした「子ども110番」に電話する。
「昨日そちらに電話をして東庁舎の4階だと指定されたのですが、実際来てみると会議室のフロアなので、指定場所が違うと思うのですが。」
「え?東庁舎?すいません。私、名古屋のことが詳しくないものですから…。」
どうやらというか、当然のことと言えば当然なのだが、毎日、時間毎で担当者や電話を取る場所(他の都道府県)も違うのだね。
昨日は女性、本日は男性が対応している。
結局昨日の担当者が俺から受けた相談内容は、この電話を対応している担当者に申し送りされているわけでもないので、電話を切り、1階玄関の守衛室へ行き、守衛のオジサンに聞いてみた。
「子どもの人権相談で来庁したのですが、指定された4階に行っても会議室ですよね?どこか子どもの人権相談の対応をする部署はありますか?」
「え?人権?子ども?人権?」となぜか大慌て。
同室にいたもう2名のオジサン達にも聞いて大慌て。
結局、「それなら6階だね。ね?6階。」
でも、6階は教育委員会なんだよね…。これは昨日の担当者の誤りだな。
ただ、まあせっかく対応してくれたオジサン3名に申し訳ないので、6階の教育委員会へ。
「すいません。昨日「子どもの110番に連絡をして~。」と一部終始をオジサンに案内された部署のドアから入ってすぐの職員に聞いてみた。
「え?子どもの…?小学校ですか?中学校?高校?」
「港区の○○中学校です。」
「あ、それではこちらになりますので。」
担当者が男性から女性に代わり、また最初から話す。
「え?お子さんのどういったご相談でしょうか。」
「学級担任の言動と、学校の対応についての人権相談です。ただ、教育委員会ではなくて、法務局に相談しに来たのですが。」
この対応してくれた若い女性職員は「人権?」と慌てながらも、丁寧に対応してくれた。
最終的に法務局には東庁舎も西庁舎もないようで、大きな道路を挟んで西側にあり、同局4階に連絡をしたところ、確かにそのような相談が本日あることは聞いているとの返答だったとか。
指定した面接時間は当に過ぎていたが、市役所を出て法務局に向った。
まあ、すべて記録してしまうとかなり長い文章になってしまうので、ここからは極々要点だけ書くことにする。
法務局人権擁護部の担当者は30代そこそこの女性職員だったが、かなりの切れ者という面構え。実際切れ者でなければ勤まらないけどさ。
1時間強の面接中、笑顔をみせたのは数回のみ。
俺も相談員的な仕事をしていた時期もあるので気が付いたが、面談室のドアは閉めずに開放状態。これは俺が男性であり、少々強面(?)であるがゆえ、こういった類の相談者は…ということがあっての「ドア開放」であろう。
それを証明するがごとく、俺が自身で作成してきた文書を取り出そうとリュックを空けて文書を取り出すまで、その一部終始を注視していた。リュックから凶器でも取り出すのかも、と見ていたのだろう。
着座位置も彼女は開放されたドア側を背にし、俺は奥。そう、何かあったらすぐに避難できる位置である。
まあ、内容的には今までの経緯を簡単に説明し、今回の相談は以下の2点だと伝えた。
1 学級担任の言動は「子どもが安心して教育を受ける権利を侵害している。」
2 体育大会にかかわるアンケートの集計結果に否定的な意見が一切載らないのは平等ではなく、最初から反対意見を排除しようとしている。偏向ではないか。
まあ、法務局の対応まで赤裸々に載せてしまうと、何かと不都合な点も出てくるので、ここらあたりでやめておくが、この法務局の担当者も俺の話を聞いただけで、「そのT先生と話しても時間の無駄とは言いませんが…」とのことだった。
もちろんそんなことは分かっているのだが、誰が聞いても…ということだろう。
ということで、第一のミッションは終了し、第二段階(4-Ⅲ)へと続く。