世の中10連休だが、俺はいつも通りの土日休み。息子たちは10連休だが、俺はいつも通りの4週8休シフト。
そんな中、自身の趣味を楽しむ時間と息子たちとかかわる時間の両方を確保すべく、本日はスーパーシェルパ(2004KL250H)でとある山の登山口を見に行った。
行先は三重・滋賀県境の「三池岳」登山口。あらかじめ分県登山ガイドで調べてはいたが、スーパーシェルパ(2004KL250H)でのチョイ乗りも兼ねて訪れた。
下見をした登山口は、以前訪れたことのある場所で、その頃はまだ雪が残っていて奥の駐車スペースまで入って行けなかった。ただ、下見をして正解だったのは、20台も駐車することができないスペースが、訪れた8時半ぐらいでほぼ埋まっていたということが分かったということだ。
※翌日(5/5(日))は7時にここへ到着し、余裕を持って駐車することができた。俺たちの他は1台のみの駐車、しかもテントを張っていたので少なくとも前日からの登山客ということを考えると、実質俺たちが一番乗りだったということだね。
さあ、駐車場所の確認もできたので、あとはざっと流して昼頃帰宅するように走ろう。本格的に林道を走るのではなく、適当にプチ探検すればよい。スーパーシェルパ(2004KL250H)なら脇道でもどこでも入って行けるからね。
と、少し麓まで下りてきて田んぼのあぜ道を走っていた時のこと。
バックミラーに映った山々と青い空のコントラストが素晴らしかったので、スーパーシェルパ(2004KL250H)を止めて写真を撮ろうとした。
スーパーシェルパ(2004KL250H)を止めた真下の地面が土や草で柔らかかったので、サイドスタンドを出す位置を何回か試して止めた。
スーパーシェルパ(2004KL250H)から下りてカメラを構えようとしたその時・・・
スーパーシェルパ(2004KL250H)がスローモーションのように傾き始めた!
おーーーーーーーーーーい!!
ガサッ!っと音を立ててスーパーシェルパ(2004KL250H)が斜面側に倒れ、しかも斜面をズッズッと滑り出している。
幸いにも真下まで滑っていくことはなかったが、倒れ掛かってから滑っていくまでほんの一瞬で何もすることができず、ただぼう然として立ちすくむだけだった(泣)。
平地で倒れたのなら高々120㎏、荷物を含めても130㎏ぐらいの車両なので、よっこいしょと持ち上がる。だがしかし、この角度での倒れ方ではかなりしんどいぞ…。
しばし考えていたが、ガソリンキャップ脇からガソリンがチョロチョロ漏れているのでこれ以上長考もできない。
とりあえず斜面下に下りて、まずはハンドル左グリップを左手、右手シートキャリアの位置で持ち上げようと試みた。
結果、ほんの少し動いただけで、とても車両を垂直の位置まで起こすことは無理。加えて足場もよく滑るので、力が上手く伝わらない。
とっさに「ハンドルを右に切るか」と思い付く。そのポジションで先ほどと同様の握りで起こしてみた。
だめ。先の方法より持ち上がったものの、まだ垂直位置までには程遠い。
次に頭に浮かんだのは、大昔ユーチューブで見た「ハーレーの起こし方」。ハーレーに比べたら、ハーレーのモデルにもよるが、このシェルパ(2004KL250H)なんて1/3程度の重量なんだけど、平地ではなくこの場面での車両起こしである。
その「起こし方」とは、ハンドルを倒れた側と反対に切り、ハンドルの片側(この場合だと左グリップ)だけを両手で持ち、そのまま引き上げるという方法だ。
【CAUTION!】この起こし方はハーレーのツーリングファミリー(400㎏を超える車種)には適用外です。当該車種でこの起こし方をすると、「ハンドルバーが曲がってしまった」という報告があったそうです。
すでにハンドルは逆に切ってあるので、左グリップを持ち上げるだけだ。
グイッ!おっ!?かなり持ち上がったぞ。天から光が差してきた感じだ(すごいいい天気だったんですけど(笑))。
ただ、もう少し前輪と後輪を交互に動かして、車体の位置を平地側に移動させた方がいいよな、と。
若干だが位置が変わった車両を、先の方法(ハーレー方式)でやってみると…
おお、もう45度以上上がっている!足も滑っていたので、正直腕の力だけで引き起こす。
やったぁ~(泣)!起きたぁ~!
いやぁ~ホント良かった。林道で肋骨4本折った時(4年前)と比べれば現場の状況にも雲泥の差があり、今回の方が割と落ち着いて試行錯誤できた。
シェルパ(2004KL250H)を起こし、水分補給してから写真を撮ってみた。
大した景色じゃない(笑)。電気柵はあるし、右の樹木は景色を見えなくしているし…。止めずに走り抜ければよかった(そもそもこんなあぜ道に入るからだめなんだけどね)!
さあ、結構気が滅入ってしまったにもかかわらず、もう少し走りたい俺は、「福王神社」なる看板に吸い込まれるようにシェルパ(2004KL250H)を走らせた。だってまだ9時を少し回っただけの時間だから。
はい、まだまだ果敢に入って行きますよ!時刻は午前9時30分ですもの。
ということで、この後もある程度プチ探検を楽しんで帰路に着いたわけだが、自宅近辺のガソリンスタンドに到着したのが午前11時(!)。今までで一番早い帰宅ではないか?
さすがに昼からお袋の三輪車を修理しなければならないとしても、あまりに早すぎる帰宅ではないか。
ということで、帰路何となく「オイル交換でもしようかな」と考えていたので、オイルを購入すべく、近所のホムセンに寄り道(実は直近でオイルは購入済みであったのだが忘れていた(笑))。こんなんも初だな。
【CAUTION!】これはあくまでも amateur の記事です。つまり、正確なmaintenance ではありません。当該maintenanceを実施されたことによる不利益につきましては、当方は一切の責任を負うものではありません。
オイルを抜く前にエンジンを温めなくてはいけないので、その手間を省くためにも、 ツーリングから早めに帰った時に交換するのが better だね。
純正オイルの粘度は10W40だけど、まあそこまでシビアに考えなくてもいいでしょうよ。20W40でケツの数字は同じだからさ(笑)。だってね、ローライダーS(2017FXDLS)に使っているレブテックのゴールドは20W50なんだけど、節約と環境保護のためにスーパーシェルパ(2004KL250H)やグランドアクシス100(2008)にも使っていたんだよ。でも全くNo Problem! それどころか、絶対長期無交換の方がエンジンに悪いでしょうよ。それは確信できるぞよ。
前回のエアフィルター交換時、この作業過程でオイルを染み込ませ過ぎたようで、エンジンの吹けが悪くなる(高回転時)という症状が発生した。このことを踏まえ、今回は本当に少量の染み込ませ具合とした。
順番が逆なのかも知れないが、これら作業の後、先だっての林道行きで汚れた車体を洗車した。
※狭い庭で切り返ししていた際、庭のちょっとした段差に前輪を取られ、初めてシェルパ(2004KL250H)を自宅庭で倒してしまったことは記事にしないよ!ローライダーS(2017FXDLS)でも倒さない段差なのに・・・(泣)。
今日は2回もシェルパ(2004KL250H)を倒してしまった。申し訳ありません!スーパーシェルパ(2004KL250H)君!
でも、やっぱり、オフ車は楽しいな。ダート最高!
※今日の作業はこれで終了じゃないよ!
この後、お袋の三輪車の後輪ブレーキ交換が控えているのさ。
kz-bluesさん こんにちは 下まで落ちなかった事が本当に不幸中の幸いでしたね。 130㎏とは言え、斜面(かなりの傾斜)からの生還、お疲れ様でした。 その後もツーリングを続ける→オイル交換→三輪車のメンテを行うところがkz-bluesさんの凄い所と感服致します。 私なら即帰宅で反省と落ち込みの念に駆られていると思います。
アクティブなkz-bluesさんを見習って、活動的な自分を目指したいと思う今日この頃です。
mituruさん、コメントありがとうございます。
いやはやお恥ずかしい限りですよ。サイドスタンドを立てる位置決めなんて、オートバイ乗りとして初歩の初歩ですからね(汗)。
でもあらためてオフ車の頑丈さに感心ですよ。ガソリンはチョロチョロ漏ってしまいましたが、何事もなかったかのようにセル一発でエンジンはかかり、その他どこも壊れていないですからね。
これ、ローライダーS(2017FXDLS)だったら(さすがにこんな道には入って行きませんが)、”The End” ですもんね(笑)。気持ちもそうですが、その後の財布のことも考えてかなり落ち込みます(笑)。
オフ車、ダート、林道、イイっすよ!オン、オフ双方の楽しさが鮮明になって、ますますオートバイが好きになりますよ。