やっと梅雨が明けたね。台風の影響もあり、今年は本当に雨が多かった。これが本当の梅雨なんだろうけどね。
ということで、今週末はローライダーSの番ってんで、三重県方面へ行こうと前夜から決めていた。
朝5時半起床の予定が6時50分起床(笑)。一旦起きたんだけどなぁ~。慌てて豆乳をマグカップ1杯流し込み、前夜に準備しておいたシートバッグをローライダーSに装着する。ガレージがあったらね、イチイチ猫除けトゲトゲシートを10枚どかしたり、車体カバーをはずしたりしなくてもすぐに出発できるのにな。帰宅時も同様だ。双方で最低でも1時間半は短縮できるぞ、まったく(誰に怒ってるんだ?)。
ということで、8時少々前に自宅を出発した。ガソリンは前回の帰路、自宅近辺のスタンドで満タンにしておいたからそのまま走って行ける。とは言っても三重県方面へは国道23号線で西進するため、結局いつものスタンドの前を走るわけなんだけどね(笑)。
四日市から国道23号線を離れ、国道25号線と同1号線の重用区間で亀山まで。亀山から伊勢湾岸道で高速人になりさらに南下。かなり流れが良かったので、国道23号線をそのまま南下することも考えたが、津市内を抜けるのが億劫に感じて高速人に変身したわけだ。
実はこの時点でも「三重県のどこへ行くのか」が決まっていなかった。気持ちは8割方実家の志摩へと傾いていたのだが、あと2週間もすれば盆で帰省するし、一旦先志摩半島へ入ってしまうと帰路もお決まりのコースになってしまうからなぁ、と気持ちが8割から4割へと半減(笑)。
それにしても、20日前にオイル交換をして以来のライドだからなのか、すこぶるエンジンの回りがイイっね!。市街地でも高速でもかなりスムーズだ。やっぱりオイル交換はマメにしなきゃね。って言うか、あんだけ真っ黒のオイル(下画像)から交換すりゃあエンジンも回るか。 でも、あきらかに今までのオイル交換後のエンジンの回り方とは違っていたぞ(だからそれだけオイルが劣化してたんだって)。
さてさて、よく回るエンジンでずっと高速道路を飛ばして行きたい衝動を抑え込み、勢和多気ICで国道42号線に下りた。ギリギリまで悩んだんだけどね。結局志摩行きを変更して、「そうだ、水呑峠を越えよう。」と思い立ったわけだ(何で?)。
ここ最近の長雨と昨日の台風の雨でひょっとしたら「通行止」の可能性も大だったのだが、行くだけ行ってダメならピストンで志摩行きでいいや、と。ただし、久しぶりに国道42号線から県道で大杉谷まで走ってみて、結構時間を要したことから、仮に通行止だったら志摩行きは無理だったろうな、と。つまり、どのみち志摩行きは無理だったわけだ(笑)。
大宮大台IC付近から県道31号線に折れ、宮川沿いに段々山深くなっていく県道をVツインサウンドと鼓動を感じながら気分最高で走って行くと、宮川ダム付近から県道31号線が同53号線へと変わる。
大杉谷登山センター前の公衆トイレで用足しをして一服。
さて、ここから一気に水呑峠まで駆け上がるぞ。どうか通行止ではありませんように。事前に調べておけば確実なんだろうけど、当日、というか走り出してから行先を決めるような走り方ではね…。もちろんスマホっていう手もあるんだけど、俺様はガラケーだからね。やっぱりスマホにしようかな…(笑)。
10年ぶり(?)にめでたく(地元の人たちは『もう復旧しない』と思っていたとか~大杉谷林間キャンプ場の管理人さんの話~2016年8月、次男とのキャンプ時の会話~この翌年2017年復旧工事完了)復旧工事が完了した県道603号線だが、相変わらず交通量が極端に少ないようで(当たり前か)、アスファルト上の苔が凄い。おまけに長雨と台風の雨で路面は完全にウエット。所々川のように水が流れている。
よく法面崩落かなんかで通行止になっていなかったよな。昨日の台風接近時はさすがにその降水量で通行止にはなっていただろうけどね。
濡れた路面と苔群生(?)のため、平均速度15km/hぐらいで進む。シェルパならまだしも(コケても)平気だけど、ちょっとローライダーSではその後の修理費が恐ろしくて「絶対に」転ばすわけにはいかない。この際泥汚れは仕方ないにしてもだ。
というのも、前回シェルパで同峠を越えた際(昨年(2018年)9月)、何でもないゆるいコーナーで前輪がスライド!瞬時に片足をアスファルトに付けて即転倒は免れたが、次の瞬間ハンドルがブレにブレて制御不能状態になった。もう地面に叩きつけられる覚悟はしたが、幸運にもブレは収まり、何とかその場に止めることができた。気持ちを静めてからUターンして現場に戻った。前輪が滑った原因を探るためだ。結局原因は透明のコケ?樹液?ブーツで踏んだらスーっと滑った。摩擦係数ゼロ(笑)。こんなん絶対イてまうで!!何でもエエからコケに色付けといたれよ!!って、誰もいない山奥に俺の声が響いたのだった(笑)。
そんな経験があるから、ちょっとおっかなびっくりでの走行となった。
が、しかし!本日も1回だけ前輪がスライドしたんですぜ、旦那!このローライダーSでっせ。
苔はなるべく避けてコーナーを回っていたつもりだったんだが、右コーナーで『ズリっ!』となった。前述のシェルパの時と同様、右足を『ダンッ!』とアスファルトに付けた。ホント一瞬の出来事だったが、ちょっと心臓がバクバクしたね(汗)。シェルパだったらもう少し速度が出ていただろうから、転倒だったかな…。いや、フロントフォークのオイル交換もしてしっかりしているから大丈夫だったかな…そういう問題でもないか…。
それでも何とか峠に到達。
でも確か、峠の南側って山からの湧水が道路を川にしていたよな・・・。
峠までの上りではそこまで湧水も道路にあふれてはいなかった(側溝や谷、法面では滝のようになっていたが)が、峠から南側では段々と路面一面に水が流れている場所が多く見受けられるようになってきた。
そして最大級の流量の場面が下画像。ここって、4枚前のシェルパの画像と同一場所じゃねぇ?奥に見える落石防止ワイヤーネットが同じだ。ちょっとシェルパの位置より下がった辺り。ここは地形・傾斜的に水が流れる場所なんだね。
前輪スライド(?)も1回だけで済み、かなり下って来たゲート付近で小休止とする。
さらに下り、もう国道42号線は目と鼻の先ぐらいの距離となったが、いかにも涼し気な風景に出くわした。
とにかく暑かったから、川原まで下りて行ってスッポンポンで水浴びしようかどうか真剣に迷っていた橋上でのスナップだよん♡(※シェルパなら下りて行ったな・・・)
スッポンポンにはならずに(笑)、そのままローライダーSを走らせると、山腹に魅惑の筋が見えるではないか。
思わずローライダーSを止めて見入ってしまった。
まあね、ここらあたりまで来ると林道なんてザラにありますからね。上画像以外でも、途上何本か『手招きしている』林道があったもんね、ってある種病気だよね(笑)。ローライダーSで県道を走っていても、林道入口があると通り過ぎて振り返ったり、その場で止まったりするからね。どうしても、って時はローライダーSを止めて徒歩で林道に入って行ったりしちゃうからさ(笑)。だって、気になるんだもん、林道♡
グーグルマップだと25.6km、43分の道のりを、途中小休止や写真撮りがあったにせよ、1時間20分もかけて走行したんだね(帰宅後のガーミンGPSのデータから)。約2倍の所要時間だ。
国道42号線を今度は東進し、紀伊長島から国道260号線で海岸沿いに走る。何の変哲もない国道だけど、割とハイペースで流すことができるから気分がイイ。南伊勢町の五ヶ所浦まで来た時点で13時30分。まあ、サニーロード(県道169号・719号線)で伊勢自動車道玉城IC、そっから高速人か、と瞬時にルート決め。
サニーロードを北上しながら「それにしても若干腹が減ってきたな。」と。でもサニーロード上では景色も大したことないしな、と迷いながら走っていると、以前息子たちと山歩きした伊勢古道への進入路のところまでやって来た。
確か限界集落のようなドンツキにお地蔵さんが並んでいたっけ。そこで遅い昼食とするか。
20分程休憩し、14時30分頃お地蔵さんに再会の約束をして床木(ゆすの)集落を後にする。
再度サニーロードに戻れば、伊勢自動車道玉城ICはすぐそこだ。14時40分に高速人となり、約2時間後の16時30分に自宅着。
梅雨明け直後でまだ体が暑さに順応していないせいか、ライダーにはかなり暑さがこたえたツーリングとなったが、ローライダーSについては真っ黒オイルを交換した直後のよく回るエンジンのおかげで、帰路の高速走行もかなりスムーズにクルージングできた。オイル交換はもっとスパンを短くしよっと。
全走行距離約420km
【追記】そうそう、帰路伊勢自動車道の松阪あたりで突然大粒の雨に遭遇!合羽は念のために持参していたんだけど、高速道路上ですぐに路肩に止めて合羽を着ることができるわけでもなく、そのまま走行(泣)。2~3回の波を繰り返しながら大粒の雨シャワーを浴びた。
①ただし、コネリーズのフェアリングやロワーフェアリングのおかげで、全身ズブ濡れにならずに済んだ。そのカバーする面積から、膝から足首や胸元あたりは濡れてしまったが、晴天とこの気温のおかげで、その後20分ぐらいの走行で完全に乾いてしまった(笑)。
②フェアリングに付着した虫や泥がすべて大粒の雨で洗い流された。泥の跡までは消えなかったが、帰宅後のいつものケミカル拭き上げは非常に楽チンだった。そのおかげでシェルパの洗車もできたよん♡
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