【CAUTION!】虫画像あり。
林道行が悪天候のため中止となった本朝、1時間のパワーウォーキング(足首に2kg、リュックサックに6kgのウェイトを装備して歩く)を終えて帰宅。庭に入ってすぐのカボスの木に目がいった。これ、カボスだと思うのだが正確には覚えていない。でも、ミカン科なのは確か。
昨日(9/21(土))シェルパのオイル交換後、家族で庭木の手入れをしたのだが、その作業中にアゲハの幼虫(5令幼虫)を一匹見つけたので、それを本朝ウォーキングから戻ってきたあと思い出したのだ。 ちなみに庭木の手入れとは、現在の家が建つ以前から植わっていたらしい木の根(全長3m程)の処分。
しかし、よく目を凝らして見てみると、あれれ…結構な個体数がいらっしゃる(笑)。
スゴイ個体数だね(笑)。しかし、成虫のアゲハチョウはどこからやって来るんだろうね。うちの近所で柑橘系の樹木を見かけたことはないけどな。
アゲハの幼虫について少し調べてみたのだが、上画像の5令幼虫以前の幼虫では、何と「鳥のフン」に擬態してるんだって。これには驚いた。もちろん様々な生物で擬態というのはポピュラーなのかもしれないが、「子孫を残す」という生物の遺伝子レベルでの力強さみたいなものをひしひしと感じさせてもらった。
先日は次男が学習塾から帰って来るなり、「ハーレーのカバーのバックミラーぐらいの所に幼虫がいたよ。」と。ああ、またいつものアゲハの幼虫で、蛹になるのかなと思いながら見に行くと、いつもの幼虫とは違うぞ。何だか変な奴だな。でも何の幼虫か皆目見当がつかない。
そこで身近な蝶博士である同級生(今日林道へ一緒に行く予定だった)に下の画像を付けてメールで「これって蝶じゃなくて蛾だよな?」と聞いてみた。
すると、「おそらく『ホシホウジャク』じゃないか。察しの通りスズメガの仲間だね。」との返事。さすが、博士!興味関心のある分野は回答が蝶(超)早い。
Wikiによると、成虫はハチに擬態しているらしい。幼虫はヘクソガズラを好んで食すとも。ここでも「擬態」だね!それにしても、うちの庭にヘクソカズラなんて植わってたかな?成虫が好むらしいラベンダーの鉢植えはあるのだけれど。
地中で日の目を見る時をじっと待っているコガネムシの幼虫を見かけると間髪入れずに殺生してしまうお袋にこの画像を見せると、「気持ち悪いなぁ~始末したろか?」と(笑)。コガネムシもアゲハも頑張って生きようとしてるんだから殺生は厳禁だぞ、と強く言っておいた。果たして聞く耳を持っていたのかどうか…。
その昔、前述のコガネムシの幼虫を10匹ほど地中から掘り当てたお袋が、手スコップで一刀両断している様を、当時3歳の次男が何とも言えない表情で凝視していた姿が頭に残っているんだよな。
お袋はお袋で、丹精込めて作っている鉢植えや庭木の根を食い荒らす幼虫を毛嫌いしている。まあ、気持ちは分からないでもないが、3歳の幼児の前で一刀両断はね…。
とまあ、珍しく動植物について書いてみたが、中学校に入学したてぐらいまでは昆虫やカエル、ザリガニなんかをもてあそび、最後には殺生してしまっていた俺のような人間が、この齢になって(何十年も前からだが)こうして『一寸の虫にも五分の魂』的な文章を書いている。
不思議だね。いや、必然だな。殺生された動植物たちが、身をもって『命の大切さ』を俺に教えてくれたのだろう。
随分と虫屋の目になっておられますな、自分たちが寿命に近づくにつれてか、無益な殺生をしなくなりましたね。蚊とゴキブリは叩きますよ。
アゲハの終令が多いのは外敵による捕食被害が少ないからでしょう。主にアシナガバチが幼虫を肉団子にして幼虫たちのエサとして持ち帰ってます、その他カマキリも来る、幼虫が臭いの強い肉角を出しても、おかまいなしの攻撃をしかけます。
春信さん コメントありがとうございます。
ああ、アシナガバチに捕食されるんですね。そういえば10年近く前に結構な数のキアシナガバチが自宅庭を飛んでいましたが、軒先のシャッターケースに作られかけていた直径5㎝位の巣を破壊すると、数日でいなくなりましたね。
下調べで「刺激しなければ攻撃はしてこない。」ということは分かっていましたが、子どもたちに被害が出るのを恐れ、ホームセンターで売っている「電撃蚊取りラケット」で10数匹のキアシナガバチを殺生しました。
その時期にはアゲハの幼虫も見かけなかったと思います。
カマキリも数年前までは自宅庭でよく見かけましたが、最近は見かけないですね。
ああ、あの肉角ですね。手指に付くとせっけんで洗っても臭いが取れませんね。
『虫屋』なんてとんでもないですよ(笑)。ほんの少し、その生態に興味関心があるだけですm(__)m