前夜、次男が通う塾での三者面談が1時間20分にもおよび、帰宅したのが23時(21時30分開始)。就寝が午前1時頃となったが、翌朝頑張って6時に起床。自宅を7時チョイ過ぎに出発することができた。
行先は、とりあえず三重・滋賀県境の「鞍掛峠」。国道306号線で三重県から滋賀県を越える峠道だ。一本南に石槫峠があり、同峠もお気に入りだったのだが、例の全長約5kmもあるトンネルが完成してからはその魅力も失われたような気がする。旧国道の421号線は良かったな。中学生の頃から自転車で峠越えをしていたからね。
朝起きて、いや前夜から服装に迷っていた。革ジャンにするか、革シャツにするか。結局、ワークマンヤッケ持参の革シャツに決めたのだが、伊勢湾岸道弥富木曽岬ICから高速人になった瞬間、革ジャンにしなかったことを後悔した。
高速人に変身してすぐに湾岸桑名ICで下り、下道で鞍掛峠を目指す。いつも立ち寄る藤原町のコンビニで揚げ鳥とホットコーヒーの朝食と買い出し。ここで寒さに耐えきれず、持参したワークマンのヤッケを着込んだ。
適度なワインディングの鞍掛峠を越えて多賀町に下りて行き、名神高速彦根ICから再度高速人に。いつものように北陸道木之本ICで下りたら、いよいよ北国街道である。
お気に入りの北国街道は、いつ走っても気分爽快だ。ただ、ここも立派なトンネルが完成し、旧道が走れなくなってしまったのは残念。趣のある、何度走っても気分の良い道だったのだが。
栃の木峠を越えると滋賀県から福井県に入る。今庄あたりから県道207号線に入る。「旧北陸線トンネル群」の標識が気になったからだ。ここは初めて走る県道だ。
緩やかな勾配の県道を駆け上がって行くと、いかにもその昔鉄道が走っていたと分かる建造物が眼前に現れた。
さらに進むと、今度は完全な並列トンネルが姿を現した。なるほど、これなら「トンネル群」と呼んでもいいだろう。この時点では、ここで群は終わりだろうと勝手に考えていた。
中に入って行くと、これはかなりの年代物ではないかと直感した。
おお、これは何というか、初めての感覚だぞ。
長く暗い旧トンネルを抜け、そう言えばかなりの水が上から落ちてきたよな、と振り返る。
コネリーズのカウルを見て納得。
第一のトンネルを抜けるとすぐに第二のトンネルが口を開けていた。今度は信号機付。あとどれぐらい待つのかがわからないが、写真ぐらい撮ることができるだろうとローライダーSから下りてシャッターを押していた。
もちろん第一のトンネル直前の建造物からここまで、一台の車も走ってこない。人っ子一人いない。
あ、信号が変わった!20秒もなかった(汗)。
第二のトンネルは大きく左にカーブしていたが、出口付近で第三のトンネルが見えた。一体いくつあるのだろう。
【その2】へ続く。
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