約20日ぶりのシェルパRide。さて、どこへ行こうかな。
今日から4連休。今日と明日(3/21(土))は自由に使えるので、キャンプ等泊まりツーにしようかどうかぎりぎりまで迷っていた。
迷った挙句、シェルパとローライダーS、日帰りで1日ずつ乗る、ということにした。泊まりだとどちらか一方しか乗れないからね。まあ、贅沢な悩みだよね(^^ゞ。
さて、本朝は8時に自宅を出発。何となく名阪国道の南在家ICから南下する県道668号線を走ろう、とだけ頭に浮かんでいた。何度も走っているルートなんだけど、気持ちがいいんだよね。同県道から県道紡ぎで最終的に伊賀、美杉、飯高辺りまで南下するんだけど、どこまで南下するかは未定。
今日はシェルパだから、目に付いた県道からの枝道ダートなんかも入って行けるしね。要は本格的な林道ツーではなく、「お気軽な散策・探索」ってとこだろうか。そんな訳で、ヘルメットもオフジェット(ショウエイVFX-W)ではなく、通常使用のジェット(アライClassic Mod)にゴーグルとフェイスマスクという格好でもある。
今日はとにかく強風吹きが吹き荒れ、1日を通して寒い日だった。国道23号線での信号待ちで軽いシェルパが強風に煽られて右に左に車体が傾く。フルサイズのオフ車だったら立ちごけしてないかな(^^ゞ。
しかも『東名阪道四日市IC~鈴鹿IC間事故通行止。重大事故発生』との文字が電光掲示板に・・・。おいおい、だから祝日なのにこんなに交通量が多いのかよ、と嘆いてすぐぐらいのタイミングで前方が渋滞(泣)。もう動かない。まだ四日市に入ってすぐぐらいだぜ。
仕方なく国道1号線やその他町道、村道、脇道、あぜ道を走る覚悟で、国道23号線を離脱する。そう、シェルパならどこへでも入って行けるからね。実際、幅員1mもないようなあぜ道も走ったからね(^^ゞ。こんな時にもシェルパで出てきたことに大満足するよね。そんなあぜ道小道を走っていても楽しいんだから、たまんないよな。
そんな渋滞脱出走りが効を奏し、無事亀山ICから名阪国道に乗ることができた。しかし今日は寒いぞ。昨日までの陽気が嘘のようだ。
予定通り南在家ICで下り、県道668号線を南下する。蝙蝠峠付近から延びる県道にも入って行ったが、また名阪国道に戻るようなルートだったのでUターン。
県道668号線に戻り、さらに南下した地点で広域農道枝道に進入。そこからさらに枝道に入って行った。 すぐに幅員は登山道ほどになり、あらためてガーミンGPSで確認すると、やはり破線で描かれた登山道だった。
再び県道668号線に戻り、散策モード継続で南下開始。
なかなか散策しがいのある農道(?)だな、とさらに別の枝道に入って行くと・・・
これは酷い・・・。
いくつかの不法投棄現場を見せられ、かなり胸糞が悪くなる。農道に戻り数十mも行かない地点で『日中友好の森 わんぱくの森 元気な森林』の看板を目にする。すぐ隣には不法投棄現場・・・。大丈夫ですかい、伊賀市さん。
気を取り直し、一旦国道163号線に出るも、すぐに県道2号線を南下する。この県道も気持ちがいい道だ。
南下して気持ちよくシェルパでヒラヒラワインディングを楽しんでいると、いつもここを通る度に気になっていた地点に来た。『木津川源流』。何だか惹かれるよね?違う?
木津川と言えば、三重県津市と大阪市を結ぶ国道163号線に沿って流れる(伊賀上野辺りから京都府木津川町付近まで)川だよね。大学時代は同国道を使って大阪名古屋間をオートバイで何度か往復したぞ。懐かしいな。
歴代ハーレーでも、現在のローライダーSでも目にしていたこの看板。やはりハーレーでは躊躇するよね。だってダートの可能性大だからね。
でも、今日はシェルパ。最終的な目的地も決めていない散策・探索ツーリング。はい、行きますよ。
荒れたアスファルトやコンクリート舗装、ダートも現れた道をある程度駆け上がって行くと、倒木の行き止まりにたどり着いた。周囲は荒れているが、何やらか細い水の流れが見えた。
よく見ると文字が彫られた杭があった。
あまり整備されていない環境だったけど、川の源流を見る機会もなかなかないので、しばし感慨にふける。
同県道に戻り南下。今度は国道165号線に出た。ここからも再度県道紡ぎになるぞ。
何も考えずに県道を走っていると、急に見慣れた県道交差点に出た。思わず「ああ、ここね!」と口をついて言葉が出てきた。
初めて走る道はワクワクするね。今まで何度かこの交差点には来たけれど、県道755号線は工事中ばかりで通行止めだったんだよね。一体どんな道なんだろう。地形図でみる限りでは、シェルパで走るに不足はないような様相を呈しているぞよ。
なるほど、県道は県道でも全線に渡って車の離合は無理な幅員だ。正直幅広の乗用車は通行できないぐらいだ。
枝道もたくさんあったので、「○○作業道」と書かれている道に入ってみると…。
まあ、ここらでcoffee break でもしようかな、とシェルパから下りた。
だけどさ、構えたニコンの液晶の中に何やら白い直方体が見えた。
おいおい、ここにも不法投棄かよ!どういう神経してやがんだ。
今日は不法投棄の現地調査かよ、まったくさ…。こんな胸糞悪いツーリングも初めてじゃないか?
coffee&cigarettes で落ち着くことができたので、再スタートだ。
相変わらずの枝道小道が出現するぞ。
寄り道しながら時間をかけて散策していると、いよいよ建造物が見えてきた。集落が近いのかな。
この後は国道368号線まで下り、美杉の道の駅で一服した。この道の駅ではライダーがこれでもかというほどたむろしていたよ(なぜか一斉にジロジロ見られたんだけど、どうして?)。ほとんどがキャンプ道具を満載したオートバイ達。いいよな、キャンプ。俺も一式持っているんだけどさ、なかなかキャンプツーリングに出かけないな。
俺はキャンプも好きだし(来週末は息子たちとキャンプの予定)、山歩きも好きだ。ということは、必然的にキャンプや山歩きとオートバイをコラボさせた行動も大いにあり得るよね。実際世の中にはそういう人たちも大勢いるしね。だけど、俺はそれらをあまり、というかほとんど実践しない。
なぜなのか?
恐らく、キャンプはキャンプ、山歩きは山歩き、オートバイはオートバイと言った具合に、それぞれに「徹して」遊びたいんじゃないかって。ちなみにこの3つでは組み合わせが次の3通りとなるよね。
1 キャンプと山歩き よくあるコラボだ。縦走なんかそうだよね。まあ山小屋を利用する場合もあるだろうけどね。稜線に沿って何日も歩くなんて絶対気持ちいいだろうからやってみたいとは思うけど、実際両方を楽しめるのかなってね。この場合、山歩きがメインになるよな。
2 山歩き + オートバイ オフ車との組み合わせはよく見聞きするよね。ある程度林道なんかをドンツキまでオフ車で分け入って行き、その先にある登山口から山歩きをスタートなんてね。まあオフ車の走破性の高さを生かした山行だよね。車が入って行けないような所へも行けるしね。ただね、これもメインは山歩きだよね。しかも、下山後の帰路は、絶対車の方が楽だよね。疲れ果てた体でオフ車に乗りたくないな(笑)。
3 キャンプ + オートバイ はい、これが今回の議題(?)っすね。ただ、もう上記1、2で説明できていますな。キャンプを十分楽しもうとすると早めに現地に到着する必要があり、そうするとオートバイでの走行時間、楽しみが減ってしまう。それでも両方楽しめるじゃないか、と言う人もいるかも知れない。けどね、俺からすると、どっちも中途半端になるような気がするんだよな。
そう、「オートバイで走ること」が好きなんだな。観光スポットや地元の特産品、ご当地グルメなんかには全く興味関心がない。飲食店なんかにも一人ではまず入らないしさ。山間や海岸線沿い、はたまたひたすら高速道路なんかを気ままに「走る」ことが好きなんだな。
そんなツーリング形態の合間に、中途半端にキャンプや山歩きを入れ込む余地がない、入れたくないんだろうなと。しつこいようだが、キャンプや山歩きも大好き(実際、俺も初代ローライダーの頃はよくキャンプ道具を積んでツーリングに行っていた。)。
だからこそ、それぞれを目一杯楽しむためにどれか1つに限定して、それだけのために時間を費やして遊ぶ方が性に合っているんだろうな、と。
だから、オートバイに乗れなくなったら、単独でキャンプや山歩きに切り替えるつもりでいるしね。そこでもキャンプと山歩きのコラボはしないだろうな。そう、性分なんで(^^ゞ。
美杉の道の駅からは国道368号線を東進し、ちょっと遠回りをして伊勢自動車道松阪ICから高速人となった。
本日はシェルパでよく走ったな。いつもよりは少ないが、ダートも走ることができて、とても充実した「散策」となった。
17時50分、自宅着。走行距離335km。
本日のツーリングで、遂に40,000kmを超えた。2014年11月、走行10,000kmの中古で購入し、俺の代で30,000kmを走破したことになる。まだまだ走るぞ!
さあ、明日はローライダーSでのRideだ。
2 throughts on "三重県伊賀、美杉辺りの県道・林道を少しだけ。2020.3.20(金)"