さて、(-。-)y-゜゜゜を終えて再び1801㏄Vツインエンジンに火を入れる。
しばらく走って標高を下げていくと、さらに気温が上昇してきたことを五感で感じる。
そんなこともオートバイならではの感覚だ。
もう国道42号線に近しい地点まで来ているのだが、あちこちから林道が手招きしてくる(;^ω^)/ 。
やがて険道603号線大杉谷海山線が終わりを告げ、国道42号線との合流地点が見えてきた。
国道42号線に出て東進するのだが、はてさてこの後はどうしようか。
まだ13時前で日も長い。もう1本険道を走ることができないか。
そうだ、険道720号線を走ろう。峠越えして床ノ木(いすのき。地理院地図では床木(ゆすの)。どっちだ??)集落の六体地蔵さん前で休憩だ。
国道260号線にスイッチし、久しぶりに古和浦近辺(あ、ここら辺って、棚橋竈や新桑竈の「竃」地名があるじゃないか!)で coffee break とした。
たっぷり40分弱休憩し、五ヶ所浦からの険道入口を目指す。
県道12号線からさらに分岐し、峠越えする険道720号線に分け入っていく。
そして、いよいよここからが険道の真骨頂と言える場所で(-。-)y-゜゜゜する。
険道720号線は奥の方へどうぞ。
へへっ、分け入って行くと、いきなりこんな道だぜ (;^_^A 。
15時03分、名も無き峠に到達。名は無いけど、立派な切通しの峠であるぞよ。
いや、この険道を上り始めてすぐ、ブラインドコーナーを抜けると、地面に這いつくばっている茶色いコロコロしたぬいぐるみみたいな物体が見えた。
その物体は50cmぐらいだったが、いきなり動き始めた。
そう、丸々したお尻をフリフリさせて走り始めたのだ。
はい、野生のタヌキっすね(^^ゞ。
ま~その走りが滑稽というか遅いのなんのって(笑)。
シェルパで林道を走っていると、よく野生動物に出くわすが、決まってというか、当然のごとく奴らの方が断然逃げ足が速い。
こんな、 ところで、 転落したら、 誰も助けを呼べないね(;^ω^)。
シカ、ニホンカモシカ、イノシシ、ウリ坊🐗、一回だけクマ(;^ω^) 。
こちらが速度を上げても追いつけない。しかし、今回のタヌキは違った。
短い足で必死に走っているのだが、こんな落葉や折れ枝が堆積し、落石も半端ない険道を走っている300㎏を優に超えるオートバイが追いついてしまう(笑)。しかも、他の野生動物のように険道から山側や谷側へ入って行かないのだ。
つまり、こんなクソ重たい単車が追いついてしまう。
そのまま普通に走行すると可愛いお尻をひいてしまいそうなので、ギヤをローにしてゆっくりとタヌ公の後を追うように走行した。最接近時で、ローライダーS の前輪とタヌ公のお尻の間が1m位までになった。
どうだろう、50mぐらいは伴走しただろうか。
やっと山側へ上りかけたので、ローライダーS を一旦停車させた。
するとタヌ公は安心したのか数m上りかけて止まり、振り返ってこちらを凝視。👀👀
俺はすぐさまカメラを構えようとしたが、タヌ公はすぐさま山の斜面を上り始めた。
なんだ、アスファルトの上より山の斜面を上る方が断然速いじゃんか(笑)。
結局その可愛いお尻を熱写することはできなかったが、こんな誰ともすれ違わない道で自然に癒された瞬間だった。
そうこうしているうちに、床木集落が間近に迫ってきた。
15時15分、 六地蔵の前まで、 下りてきた。 お久しぶりです。 地蔵さま。
六地蔵からすぐの橋を渡った場所にある建屋の前に、1本だけやけに見事に花を咲かせている樹木があった。
人工的に植えられた樹木は好みではないのだが、ちょっと惹かれたので画像を収めた。
里桜(サトザクラ)
さあ、あとはこの険道からサニーロードへ流入し、伊勢自動車道玉城ICから高速人になるのか、はたまた勢和多気ICや松阪ICからにするのかの三者択一だ。
サニーロードを走りながら瞬時に答えが出た。
16時34分、伊勢自動車道 松阪ICから高速人となった。
水吞峠と険道720号線、どちらも名立たる悪路だが、オートバイに乗り始めた10代の頃からの嗜好は不変だな(^^ゞ。
やっぱりもっと早い時期にオフ車を所有しておくべきだったと強く思う。
だってね、ハーレーで走るような道じゃないもんね。実際半年だけ所属していたMCの目上の人達から言われたこともあるし。
『そんな道ハーレーで走るような道じゃないよ、〇〇さん(オレ)!』
そうそう、そろそろ前回の交換から4,000㎞を超えたので、オイルを換えないといけないな。
あ、今度は2回に1度の全種オイル(エンジン、ミッション、プライマリー)とオイルフィルターの交換回だ。こりゃ時間かかるな・・・。
加えてエアエレメントも新品交換(車検時クソDに勝手に交換された!サービスパック付属品を!)してから15,000㎞位走ってるから、そろそろK&Nのクリーナーセットを購入すっかな。