本朝は5時半に起床。とにかく早起きは三文の徳だからね。
まずは軽くユニットバスで体を温め、軽筋トレとストレッチ。6時半からのホテルの朝食をさっさと済ませ、部屋に戻ったら coffee をすすりながら本日のルート確認。
荷造りをしてローライダーS の元へ下りて行き、8時少々前には出発だ。
宿泊先から目と鼻の先のシェルGSでガスを満タンにすれば、新潟中央ICはすぐそこだ。
ここから約150㎞の高速道路走り。休日のこの時間は交通量も少なく、片側1車線でもオートクルーズを使って悠々のクルージング。こんな走りは、まさにハーレーの真骨頂だ。
9時18分、新鶴PAで初休憩。
でも、これから向かう方角上空には黒々とした雲が・・・。
国道115号線、県道2号線、国道459号線を経て桧原湖沿いに北上しようと考えていたのだが、交差点を1本早めに右折してしまい、県道70号線をあらぬ方角(東)に進んでしまう。
レストハウスに駆け込んでツーマプ確認。そうそう、今回のツーリングにはツーマプの「中部北陸版」と「関東甲信越版」の2冊を持参したのだが、このエリア(裏磐梯)より北側は「東北版」になるんだよね(;^_^A 。
つまり、これより北のエリアでは、ガーミンGPSとツーマプ付録の縮図が小さい日本地図みたいなものでしかルート確認ができないってことだ。
まあそれでも全く何もないのと比べれば安心だけどね。
東北って雨が多いの?? 中津川渓谷レストハウスに迷い込む(;^_^A 50,000㎞達成ヽ(^o^)丿 磐梯吾妻 スカイライン入口。ここでやむなく合羽着用。
ちなみにシェルパは走行距離10,000㎞の中古を2014年11月に購入し、6年8カ月で現在オドメーターは約48,000㎞。購入後38,000㎞を走っている。こちらも単純計算で年間平均約5,700㎞の走行だ。シェルパはほぼ林道走行だからローライダーS ほど距離は伸びないとしても、ローライダーS と合わせて、
年間約16,600㎞走っていることになるね。月平均にしたら約1,400㎞だ。
磐梯レイクラインから磐梯吾妻スカイラインと進む。
九十九折でどんどん標高を上げて行く。天気は上々とは言えないが、雨が止んだだけでもLUCKYだろう。
『有料駐車場』との標識が現れたが、何で二輪車も駐車料金を取るんだよ、と独語を吐きながら走っていると、かなり混雑している当該駐車場前まで来た。
当然中には入らないけど、とりあえず写真だけ撮りたいので路駐する。
それでも皆有料駐車場に入っていくね。 2輪車もわんさか。 いくらだったか忘れた。 駐車場対面には吾妻小富士。 11時20分。駐車場に入らないのは俺ぐらい?浄土平ビジターセンター。
同ビジターセンター北側の山並みを見て、蒸気を上げている活火山や周囲に漂う硫黄臭に感動したのだが、これからがこのエリアの真骨頂だった。
もっと晴れていれば最高だったのに、と当日は思っていたのだが、今思えば、このどんよりとした曇り空の方がかえって異次元、別世界感をさらに助長していたのではないかと思う。
この裏磐梯エリアは、このエリアだけを目的に再訪したい衝動に駆られているぞよ。
不動沢橋 同左
他惑星のような光景を目の当たりにし、少々異次元感覚に陥りながら今度は福島市街地に向けて下りて行く。
標高を下げていくにつれ晴れ間が広がり、当然の如く気温は夏温度に上昇(;^_^A 。さすがに合羽内側で汗が流れて気持ちが悪いので、恐らくはチェーン脱着場であろう駐車スペースにローライダーS を入れた。
とっくに合羽は乾いている。 ん?来客かい? トンボさん、 御一匹様。 あれ?二匹様? リュックとサイドバッグに。 サイドバッグからシートへ移動。 トンボの休憩所と化した(笑)。 暑いけど、やっぱり夏が好きだな。
トンボさん御一行がくつろぎ過ぎて中々飛び立ってくれないんだけど、そろそろ俺は出発しないとね。
と、そこに福島ナンバーの乗用車が1台駐車スペースに入って来た。ご年配の夫婦が俺の方を見て満面の笑みを浮かべている。
『いいねぇ~!オートバイで!』、とご主人。年の頃なら70代前半だろうか。
『それ、1600㏄ぐらいあるの?』
『ああ、これは1800㏄です(ん?まさかナンシー&イクラちゃんかい?)。』
『せんはっぴゃく!これは失礼しました(笑)!』
間髪入れずにお父さんは続ける。
『僕もね、昔は大きいのに乗ってたんだけどね、もう年取って大きいのは無理だわ(笑)!今じゃ250だからね!ハハッハァ~!』
そうなんですか、と合いの手を入れようとしたのだが、さらに続けて、
『いやぁ~いいねぇ~ほんとに!気を付けてね!』
ここでやっと、『ありがとうございます。』と言えた(;^_^A 。
ただ、お父さん、まだ車を動かそうとせず、俺とローライダーS を交互に見て『いやぁ~いいなぁ~』とつぶやいている。
助手席の品の良さそうなお母さんは終始微笑んでいて何も言わないが、「もうこういう時のお父さんが一番幸せそうなんですよ。」、と言わんばかりだった。
『いやぁ~気を付けてね!ね!』、とこの後4~5回言われた(;^_^A 。
まあ、ぼっちライダーが故の場面でしょうか。
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2 throughts on "新潟ツー爆走1,606㎞。2021.7.22(木)~24(土) 第2日目 新潟~福島~山形~新潟 その1"