さてさて、1週間前の新潟爆走ツーの興奮も冷めやらぬまま、いつものM氏と林道へ行ってまいりました。
朝5時半に起床。何だかんだと準備し、6時40分に自宅を出発した。
集合は香嵐渓のファミマに8時。伊勢湾岸道を使うのならもう少しゆっくり出発できたのかもしれないが、「高速道路料金休日割引なし」の愚策のおかげで下道走りを余儀なくされる(新潟ツーでの同料金は約6,000円の損害)。
さて、今日の林道は毎度おなじみの「禁断B林道」。
って、我々二人にしか分からない(;^_^A 。
いつものゲートから入り、標高を上げて行く。
県道33号線につながる町道(?)を確認し、同町道脇にて小休止。
さて、これからどうしますかい、旦那。
相談の結果、俺が以前から気になっていた県道寸断部分を確認しに行くことになった。
本日も走っている禁断B林道(だから誰も分からないって)の枝道が寸断されているのだけれど(というか林道が県道の枝道か)、実はれっきとした県道364号線。それが途上で寸断されているのだが、山を1つ挟んで東側まで同県道が県道33号線から延びているのだ。
以前より県道33号線上の県道標識を見る度に「今度分け入ってみよう。」と思いつつ、今日まで実現していなかった。もちろんローライダーS では探索できないので、シェルパの日限定である。
ガーミンGPSの軌跡をよく見ると、本線から少しズレている。ん?これは他に道があるぞ。軌跡が本線からズレ始めた二股まで戻ると、おいおい、トラロープが張られた入口があるでないの!
真っ先に徒歩確認しに行くM氏。
俺もその後に続く。
「キツイのは入口だけだよね。」「そうだね。」で決定。
さあ、行きましょうか。
走り出してほんの1分ほどだったか、何やらピーピーと甲高い音が聞こえだす。
変わった鳴き声の鳥だな、と思いながら先に進むが、中々その鳴き声が止まらない。
ん?と不審に思いバックミラーを見るとM氏の姿がない。今度はシェルパを止めて後を振り返る。あれ?いないぞ。
さらに甲高いピー音が続く。
目を凝らしてさらに遠くを見ると・・・
Uターンして歩み寄ると、
『まずは写真を!』
と、はにかみながらM氏は言う。
いや、本当に大丈夫なの?と俺。
ああ、大丈夫、大丈夫、とM氏。
それならご希望通りにと、ブログネタとしてシャッターを切らさせていただくヽ(^o^)丿 。
右足が地面とトリッカーに挟まれて自力で抜けなかったとのこと。警笛を鳴らさないと、俺がそのままどんどん先に行ってしまうと考えたらしい。
事実、最初俺はM氏が必死で鳴らしている警笛音を、「変わった鳴き声の鳥がいるもんだなぁ」と捉えていたからね。つまり、警笛鳴動は正解だったわけだ。
いやまあ、写真も撮ったので、とにかく足を抜きましょうか。
俺がハンドルを若干起こし、すぐにM氏の右足は抜ける。そして今度はトリッカーを起こす。
「いやぁ~参ったね。このツル(枝?)が足に絡まってさ、取れると思ったらそのまま持ってかれてねぇ~」、と状況説明するM氏。
まあ、とにかく走行不能になるようなケガをしなくて良かった。トリッカーも走行継続可能だし。
俺もついこの間、シェルパでのUターン時に前輪が滑って転倒したからね(しかも舗装路で(^^ゞ )。いくらオフ車とは言え、やっぱり転倒は嬉しいもんじゃないよな (;^_^A 。
さあ、(-。-)y-゜゜゜も終えたし、再開しますか、旦那。
ところが再開してすぐに、幕引きが来た。
地形図でもあと100m程で県道364号線は途切れていた。
じゃまあ、町道に戻り、禁断B林道を上り返しましょうかね。
元の禁断B林道に戻り、ピストン枝道を経てA型バリケード地点まで上り返してきた。
ここらで昼にしましょうかね。
さて、ここからどうしますかね。
とりあえず確認作業かな。というか、訪れる度に確認作業だね(;^ω^)/ 。まあそれだけ広大なエリアだし、飽きがこないってことかな?
ちなみにマメなM氏、下画像のような手製mapを持参し、俺の分まで用意してくれていた。
さらには夫婦旅行で伊勢神宮に行った際、今年よく転ぶ俺のために、お土産まで持参してくれた。
まだ倒木の先に道は続いていたのだが、これはちょっとラスボス的な倒木だな(;^ω^)/ 。
ちょっと雷と雲行きが怪しくなってきたので、少々早いが山を下りることにした。さっきからポツポツしてきているしね。
いつも通り香嵐渓で流れ解散したのだが、M氏も俺も帰路雨に降られた。M氏は合羽を持参していて難を逃れたらしいが、俺はシートバッグに備え付けのカバーをしただけ。かなり衣類も濡れたが、いつもの豊田松平ICから東海環状道に乗って5分も走らないうちに雨は止んだ。そこから自宅までの数十分で衣類は乾いてしまった。
本日の走行距離 215㎞
自宅着 17時07分
アラカンにもなって、こうして高校の同級生とオートバイで林道で遊ぶことができるなんて、金はないけど、やっぱり幸せな人生だよな。
何回訪れてもキリがない懐の深さ、地形図をもとにマップを作ってもまだまだ完全把握には至らず、結局再訪の連続。
適度に荒れた、ちょっと冒険したくなる険しさなどもココの魅力ですね。
転倒しても笑っていられるのがオフ車の醍醐味。いやはや非日常がオフ車乗りの日常。そうそう今回はダニにも食いつかれず、のほほんと帰るつもりが、帰りにひと雨降られました。
Mさん、コメントありがとうございます。
確かにこの林道は全く飽きませんね。それどころか、行く度に新たな発見があり、「次回」への出動のモチベーションとなっています。
ちなみにPCの記録を見たところ、2019.10.28(月)に偶然「シャックルゲート」を見つけて初訪し、以来同年は11.24(日)、12.1(日)の計3回、
翌2020年には2.24(月)、5.17(日)の計2回、そして今年は5.2(日)、5.23(日)、と今回(7.31(土))の計3回それぞれ訪問しています。
一昨年の偶然の初訪以来、合計8回走っていますよ(;^ω^)/ 。
私は7年前の2014年11月にシェルパを増車して林道デビューしましたが、8回も訪問した林道はこの林道以外ありません。
それでも新たな発見がある以上、まだまだ訪問回数が増えそうですね。