国道425号線走破。15年前の自分と再会する旅。2022.8.7(日)・8(月) 第1日目の②

はいはい、本日2回目の合羽着脱っすね。

時刻は14時46分。トンネル内で合羽を着る。

さーて、大粒の雨の中、シェルパでGO!

30分程走ると、どうやら数年前の十津川豪雨で崩落したであろう現場に出くわした。

もうしばらく走ったところで雨は止み、今度は暑く蒸してきた。これは合羽を脱ぐタイミングだ(;^ω^)

いたる所で崩落現場に出くわす。

16時08分、奈良県十津川村から和歌山県龍神村に入る

そうこうしていると、この旅のもう一つの目的であった場所が現れた。

2000年7月に初ハーレーであるローライダー (2000FXDL) を購入し、テント泊をしていた頃だ。ただ、この1カ月後、とある事情で売却してしまうことになった。

今回の旅の相棒をシェルパにしたのは、このテント泊をした林道に入って行くためだ。もっともローライダーS でも入っていけるのだろうけど、ここまでとここからの道のりが1,800㏄エンジンでは厳しいということもあるしね。

15年以上立ち続けている手作り看板。

8年前にシェルパを増車してからというもの、シェルパとローライダーS 各々で「楽しめる道」というのが明確になった。前述のローライダー (2000FXDL) から次のエレクトラグライド (2010FLHTC) 、現在のローライダーS まで、ハーレーしか所有していない時期は明らかなダートへは入って行かないものの(たまにあったけど(;^ω^) )、酷道や険道へ躊躇なく分け入っていた。運だけで転倒はしなかったけど、今思えば本当に「楽しかったのか?」とね。

さあ、分け入ろう。15年前の俺は待っているだろうか?

それはシェルパを増車してからさらに強く感じるようになった。どうしたって、今回のような酷道や険道、もちろんダートは言わずもがな、シェルパで走る方が断然楽しいからね。RIDE中「操っている」という感覚が全身にみなぎる。一方ハーレーでの場合は、「何とか乗っている」という感覚だけで走っており、RIDE後に「妙な(?)達成感」が残るだけだ。

そうなると、あえて高い転倒リスクを背負ってまでハーレーで酷道や険道、ダートを走る意味が無くなってくる。

要は、楽しいか楽しくないかであり、それを教えてくれたのも、我がスーパーシェルパ (2004KL250H) なのである。

そして、15年前にテント泊をした場所らしき風景が現れた。

あの時の詳細な記憶はないけれど、確かにこの場所にローライダー (2000FXDL) で分け入り、テントを張って不安な一夜を過ごしたことだけは鮮明に覚えている。

15年か・・・。

当然だけど、ここに15年前の俺がいて、何かを語りかけてくるわけでもない。聞こえてくるのは沢を流れる水の音だけだ。

ただ、15年前の俺が、あえて語りかけてこなかったのかもしれないのではないか、とも考えた。そんな15年前の俺がもし語りかけてきたのなら、こんな内容だったかもしれない。

何でこんなとこに来るわけ?高々15年だよ。思い出に浸るには早すぎるでしょうよ。まだ見ぬ場所やこれからのことに思いを馳せなきゃ駄目だよ、お前。

さあ、早く行けよ!

15年前の俺の方が活気にあふれ、Powerがあったのかね?

そうだよな。思い出に浸るにはまだ早いか。大事なのは、今とこれからだ。

そう頭の中でつぶやくと、セルボタンを押し、シェルパに火を入れた。

走り出して30分もしないうちに、本日3度目の大粒の雨。

酷道425号線らしからぬ広い幅員になったかと思うと、紀伊長島のマンボウ以来の道の駅が見えてきた。

17時42分、道の駅「龍游(りゅうゆう)」

もうゴールが近づいてきていることが分かる。ただ、明るい内に宿に着きたいな。

さあ、いよいよだ。

三重県尾鷲市から約190km。酷道425号線の旅があと10km程で終わる。

明日名古屋への帰路もあるから、今日でこの旅が終わる訳ではないのだが、かなり濃密な道程だったため、あと数分で今回の旅が終わってしまいそうな感覚に襲われている。

そして・・・

18時20分!

酷道425号線西端着!

何だか感動したぞ!

hdr

スタートとゴールが海ってのがまたイイっね(・∀・)イイ!!

さあ、買い出しをして今夜のお宿に直行だ。ここから5~6kmはあるからね。

最寄りのファミマで撮影

自宅から387km走行。ここから宿まで5~6kmかな。

ミラーレンズのスワン製ゴーグルの視界がかなり暗くなってきた。もう日没時刻だ。

それでもとっぷり日が暮れてしまうまでには至らず宿に到着できた。

18時52分、かわべ天文公園着。

※プラネタリウムや観星塔は休止中。

今夜の宿泊客は、俺を含めて3組とのこと。まあ、この空き具合は日・月泊の特権だね。

受付を済ませ、1階の部屋に案内される。親切にも部屋まで誘導してくれた。しかも「お荷物お持ちしましょうか?」って。いえいえ、これぐらいは大丈夫ですよ。

プラネタリウムも数年前まで上映されていたらしいけど、今現在は休止中。

何だか寂しいですね、と俺が言うと、

「再開の要望が多いんで、何とか再開できるよう努力していきます。」、と受付のオジサンは言っていたが・・・。

よっこいしょっと!

おお、ツインルームやんけぇ~💛

双方のベッドではしゃぐようなことはもうしませんよ、オジサンは(;^ω^)/

本日の走行距離 394km

第2日目へ

つづくぅ~

ヽ(^o^)丿

kz-blues

ハーレーやオフ車で気ままに走っていれば、気分上々のオッチャンです。ギター(エレキ、アコースティック)も弾くし、革細工もやる。自転車(ジオス・スパジオ)も早朝トレーニングで乗っているよ。1分1秒でもハッピーに過ごせたらいいなぁーと毎日を生きています。

1 throughts on "国道425号線走破。15年前の自分と再会する旅。2022.8.7(日)・8(月) 第1日目の②"

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です