お宿の位置を確認し、再び走り出す。もう2時間位はRideできるかな。
≪15時18分、ローソク島への舗装林道≫
今回の隠岐の島ツーだが、その往復路については念入りに調べたものの(知れているが)、肝心の島内についてはほとんど予備知識なしで出てきた。精々、後鳥羽上皇と後醍醐天皇の流刑地であったことぐらい(;^_^A
まあ、日本史や世界史が苦手、というか興味関心がない俺にあっては当然か(;^_^A それでも地理は好きだったんだけどな(;^_^A
そんな感じで県道を走っていると、「ローソク島展望台」なる案内板が目に付いた。案内板に従い県道を逸れると、舗装林道へ導かれる。
「全面通行止」「通り抜けできません」の看板はあれど、まあこちとらガレた林道も何のそののシェルパ、行けるところまで行ってみるべ、と進入してみた。
途上確かに乗用車では通行不能な幅員箇所はあったものの、これならローライダーS でもOKだ(行かないけど(;^_^A )
しばらく行くと、誰もいない駐車スペースが現れた。
≪15時24分、ローソク島展望台駐車場着。人っ子一人いない。≫
どれどれ、案内板を拝見しましょうかね👀
≪第1と第2の展望台があるのか。≫
まずは楽そうな片道50mの第1へ。
≪柱状節理。「ぶらタモリ」でよく出てくるよね≫
すぐにその姿を現したローソク島は、かなりの距離にあった。
それにしても奇妙な造形だよね。面白いけどさ🔥
さて、お次は第2展望台へ行きましょうかと、特に何も考えずその先へ進んだのだが・・・
≪15時34分、気楽に入って行ったのだが・・≫
≪ずっと下り・・ということは、復路は登るんだよね(;^_^A ≫
ずっと下っているので息は上がらないが、本当にこの道なき道の向こうでローソク島を目にすることができるのか不安になってきた。
と考えながら進んでいると・・
ズルッ❕痛ぇ~(>_<)
思いっきり足を滑らせ、右尻~右腰~右ひじを強打 (‘◇’)ゞ
幸い歩行困難になるような転び方ではなく、そのまま藪漕ぎを続行する。
そして遂に、前方に見えてきた・・
≪約17分かけ、第二展望台に到達。感覚的には1時間位かかったような・・≫
たった7分でかなり標高を下げたのか、同じ岩を眺める視角が変化していた。
≪しばし言葉を無くして眺めていたローソク島≫
ローソク島もさることながら、同島から右90度に視線をずらして飛び込んで来る風景にも目を奪われた。
藪漕ぎして下って来た甲斐があったヽ(^o^)丿
さあ、そろそろ戻るとするか・・
そうだよ、ここまでずっと下ってきたから、復路はずっと・・
登りぃ~⛰
でも、登るしかないのだよ・・。
16時ジャスト、息切れ覚悟で登り始める。
もう何度も休憩しながら、汗を滝のように流し、ひたすら登った。まだ痛風患部の痛みも100%消失していないまま、まさかこんなプチ登山になるとはな・・・。
それでも登った。だって、登らないとお宿に戻れないじゃんね(;^ω^)
幾重もの九十九折を越え、やっと目の前に現れたのは・・
おぉ~我がシェルパじゃあ~🏍
それでも復路に要した時間は27分。何だか2時間位登ったような気がするんですけど(;^ω^)
駐車場にたどり着いてから何だかんだで40分位休憩し、やっとのことでシェルパに跨ったのが17時10分ぐらいだろうか。
さて、もうそろそろ宿に戻ってチェックインしないとね。メンバーたちが18時過ぎには到着するだろうからね。
17時33分、再度のお宿着。
到着後まもなく、建屋から従業員の男性が小走りでこちらにやって来た。
「あの、今晩4名様でご宿泊の方でしょうか?」
「はい、そうですが。」
「実はお客様を乗せた高速ジェットがエンジントラブルで七類港に引き返しているそうなんです。」
「はぁ~?????」
16時30分発の最終隠岐の島(西郷)行のレインボージェットに乗れたはずのKとMが、再度七類港に引き返しているですって Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)/
こんなことがあるのかよ・・・(;´д`)トホホ
スマホを見ると、KからLINEが入っていた。
「ちょっと今日中には無理だな。何て日だ!」
従業員さんに後輩Sと俺の二人宿泊する旨を伝える。Sを乗せたフェリーは、18時30分に入港する。
チェックインしてからもKとのやり取りは続いたのだが、その横から・・
「臨時便で19時出港のフェリーを出すらしいですよ!」
と、チェックイン時に他の客からの情報を俺に伝えてくれた従業員さん。その旨も含め、宿のロビーでKと従業員さんと交互に話しながら今後の策を練った。
19時出港臨時便で2時間半の航海。隠岐の島西郷港着は21時30分になる。西郷港からこのお宿までタクシーで30分。KとMが宿に着くのは22時頃になる。晩飯のことを気にしていたKだったので、俺が宿にお願いし、夕食を22時スタートにしてもらった。
後輩Sは18時30分に西郷港着だが、KとMの同港着を3時間待ち、揃って宿に向かうとのこと。時間も遅いので、それまでタクシーの手配をしておくという。
本当に二転三転のドラマみたいな合流劇だが、とにかく今日中に一堂に会することができることになり一安心。本来なら昼過ぎに合流し、「釣りでもするか?」なんて話していたのだ。
それでも昼過ぎに集合になってしまう明日合流に比べたら、行動できる時間に雲泥の差がある。そう、今日中に合流できれば、明朝から動くことができるからね。
もう俺は coffee break だの入浴だのを終え、横になってリラックスし、連中とのLINEグループで連絡の取り合いに興じる。
そして定刻通り、22時ジャストに大学の同級生KとM、後輩Sの3名が部屋のドアをノックしたヽ(^o^)丿
本日の走行距離 79㎞(七類港~西郷港間フェリー航海含む)