9月中旬だというのにこの暑さ(◎_◎;) そんな最高気温に近い時間帯をひた走り、遂に剣山スーパー林道東コース 上勝町出入口に到着した。
時刻はすでに正午過ぎ。このスーパー林道を走破してから本日のお宿(香川県高松市屋島)まで100km以上の距離があるので、全線87.7kmの走破はかなりキツイ。
だがしかし、名古屋からお気軽に訪れることができる場所ではないので、それでも何でも分け入るしかない。
幸か不幸か、事前情報(とくしま林道ナビ)では西コースがほぼ通行止となっているので、東コースを合わせた全線87.7kmを本日走破したくてもできないのだ。
※この記事を書いている今日(9/25(水))現在(該当日より12日後)、すでに「全線通行可」となっている!徳島県が地域興しとしてこの林道に力を入れていることが垣間見えるなぁ~ヽ(^o^)丿
右上の林道起点でタイマー自撮りをしていた際、徳島南部道路終点付近のローソンで休憩していたTW200氏が現れて驚いた。しかも氏のTW200は、「島根」ナンバー( ゚Д゚)
しばらくアスファルト道が続き、「これって大半が舗装林道じゃね?」って独語をつぶやいていると、『はい、ここからダートっすよ!』と言わんばかりの未舗装が現れた。
ここで三度TW氏が現れ、煙草を吸っている俺に話しかけてきた。
氏「この先行けますよね?」、俺「途中(西コース)で通行止っていう事前情報はありますけどね」、氏「まあ、行けるとこまで行ってみるってことで(笑)」等々言葉を交わした。
フルフェイスジェットにゴーグルのTW氏だったのでよく分からなかったが、ゴーグルを通して見えた少年のような目からして、恐らく30代ではないかと感じた。
前述した通り、本日は西コースの大半が通行止なのだが、普段でも「全線開通していることは珍しい」林道らしい。ここ最近の線状降水帯等の発生比率を鑑みれば、今回の西コースの通行止もやむなしといったところだろう。
結構ガレた区間が頻繁に出てきたので、必死にハンドルにしがみついて走ったな(;^_^A 流水で深くえぐられた上に拳大の石がゴロゴロ。狭い幅員をスタンディングでジグザクに走るようにクリアしていかなければならなかった。
最近ダートを余り走ってない上に、サドルバッグの分車重が重くなっているからね。万が一転んじゃってハーレー純正ヘルメットに傷でも付けようものなら泣くに泣けないし(;^_^A
ちなみにシェルパの方はサドルバッグがエンジンガードの代わりとなり、転倒してもダメージは少ないんだろうけどね(;^_^A
そうそう、つい最近交換したIRCのGP410。メーカーの能書きでは「オンロード寄り」のタイヤだとのことだが、今回3度目のダートで、しかも空気圧は標準値(150KPa)より若干高め(高速走行と積載量を考えて160~170KPa)だったにもかかわらず、普通に走れた。オンロードを快適に走ることができ、ダートでもそれなりにグリップしてくれるんでかなりのお気に入りタイヤになりそうだ(あとは耐摩耗性だけ)。
そんなガレガレを何とか転倒なしでクリアしていくと、ひょっこり案内板が眼前に現れた。
何気ない登山口の案内板だったが、国道193号線まであと2.1kmと判明したので、かなりの安堵感を得ることができた。
雲早山登山口から少し下ると、「土須峠」という小さな看板が目に留まり、再度シェルパを止める。(グーグルマップ)
途上乗用車が1台駐車してあり、恐らく登山者のものと思われた。そう、ここまで乗用車で上がってくることができたんだよね。つまりは、ここからは「ガレていない」ってことだから、何だか嬉しくなっちゃったよヽ(^o^)丿
13時52分、国道193号線(県道253号線)が目の前に現れて安堵感MAXヽ(^o^)丿
やっとガレダートがひと段落したので一服していると、またもや島根ナンバーのTW氏現る。俺の目の前で止まり、
大変な道ですねぇ~(笑)
と嬉しそうに声をかけてきた。そう、「全線フラットダート」だと聞いていたのに、こんなにガレてるなんて予想だにしなかった!だけど超楽しい! んだよね(^^;
ダート開始地点でゴーグル越しに見えた少年の目が、さらに輝きを増していたのは印象的だったな。
小休止を終えると時刻は14時を回っていた。ここで剣山スーパー林道を切り上げるかどうか悩む。冒頭で述べたように、ここから今夜のお宿(香川県高松市屋島)までは100km以上。時間にすると3時間以上はかかる距離だ。いや、ふた山越えないといけないから4時間以上か。
先のTW氏は迷うことなく西コースへと駆け下りて行ったが・・
よし、勇気ある撤退だ💪
ところが、トンネルを抜けた先で工事通行止Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)/ 確かに国道出合で「時間通行止」の看板はあったが、工事開始日が「9月16日(月)」となっており、それもあっての「勇気ある撤退」だったのだが・・。
日に焼けて真っ黒な旗振り係のオッチャンが「通行止めだよ」と言うので、「9月16日開始じゃないの?」と聞いてみた。何だかごにょごにょ言って聞き取れなかったが、どうやらこのオッチャンは工期のことなど分からないようだ。
俺「あとどれ位したら通れるの?」、オジ「ん~始まったばかりだし・・養生して・・30分位は・・」
30分!ここでそんなにジッとしていられないぞ。よし、西コースへ突入しちゃえ🏍🏍🏍 、とUターン。
距離にしてどれ位だろうか、今までのガレガレは違い、完全なフラットではないがそれに近いダートを20分弱駆け上がって行くと、売店らしき建屋が見えてきた。
しかも売店前にはあのTWが止まっていた。
(-。-)y-゜゜゜を終えて売店の中に入ってみると、売店のオバチャンとTW氏だけがいた。恐らくこの先の林道情報を聞いていたのだろう。話も終わりそうな雰囲気だったので、「この先通れそうですか?」とオバチャンに聞いてみた。
案の定、事前情報通りで通行止とのこと。俺はそれを承知で途上スーパー林道から外れ、川成峠(ここから9.7km先)から枝道林道で北上しようとしていたのだが・・
川成?ああ、あそこもダメ。この間崩れてそのままだよ。
これは参った。さらに今からどこへ行くのかオバチャンに聞かれたので、「屋島」だと告げると、
屋島ぁ~⁉あの小豆島(の下)の?高松の?
と呆れたような表情、口調で聞き返された(;^_^A
TW(じゃないけど)氏は県道で南下し、高知県方面へ行くそうなので俺と逆方向。どうやらオバチャン情報で南下できそうな様子だった。俺はというと・・
Uターンして来た道戻るしかないっすね!
ただし、あの工期開始日を無視した忌々しい時間通行止区間を通過しする必要がある。
またはあのガレガレのスーパー林道を上り返し、ふりだしの徳島南部道路終点まで戻って高速で大回りするかだ。ちょっとこれは現実的ではないよね。
工事のこともオバチャンに聞いてみたが、「何時までやるんやろねぇ~?」と的を射ない様子。俺の記憶では、確か何番目かの工事時間帯が「15:00~15:50」と記載があったような・・。
げっ!あと20分ないじゃんかΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)/
15時を回ってしまえば、またあの旗振りのオッチャンに「もう30分待ってんか」って言われるぞ!
大慌てでオバチャンとTW(じゃない)氏にお礼を言い、14時45分、雲早トンネルに向けてスタートダッシュ🏍🏍🏍
※ヘルメットを取ったTW(スズキだけど)氏、30代だと勝手に思い込んでいたが、失礼ながら40代中半から50代前半とお見受けしやした<(_ _)>
急がなけりゃならないが、転びたくはないので、「それなりの」速度で必死にダートを駆ける。左手を見る余裕のある路面では時計とにらめっこだ。
結局15時を若干回ってしまうも、これぐらいなら何とか通してくれるんじゃないか、と高を括ってトンネルを抜けた。
ところが拍子抜け。工事関係者が誰一人いないではないか!重機も綺麗に道路脇に寄せられている。15時で終業?それともさっきの「30分待ち」の場面で終了だった?
これなら慌てる必要なかったじゃん(;^_^A まいっか。結果オーライで無事県道を北上することができるんだからね。結局約7.6kmのダートを約13~14分で駆け抜けたことになるな🏍🏍🏍
山中険道で集落まで下り、険道との重用区間から国道193号線となる。まだまだ本日のお宿は遠い。ひたすら国道で山越えだ。
本日のお宿にさらに近づいた18時少々前、目に付いたミニストップで先に買い出しすることにした。
一服も終え再びスタートするも、帰宅ラッシュと踏み切り渋滞でドツボにハマる。
結局お宿着は18時10分位だった。
もう部屋に入るや否や疲れがどっと出てきて、しばらくベッドに横になっていた。
そりゃそうだ。名古屋から高速で四国に渡り、おまけにダート、剣山スーパー林道を全線じゃなくとも約40km走ったんだからね🏍🏍🏍
しばらく横になったら腹も減ってたので、まずは風呂に浸かる。そしてお待ちかねの・・
再度ベッドに横になったらいつの間にか寝入ってしまったようで、目が覚めて時計を見たら深夜2時( ゚Д゚)/ 歯も磨かずに5時間位寝てしまった(;^_^A