さあ、走りづらいジャリダートを永遠走り、絶景ポイントにサプライズは受けたものの、その先がこれまた凄かった。
ジャリダート終点から南側の麓に下りていく林道を選択したのだが、これが何て言うか、インディジョーンズの世界。洞窟の中をゴンドラですり抜けていくような極細ダート林道。洞窟を形成しているのは土や岩ではなく「草」。草のトンネルどころか、地面も左右から夏草がせり出してきており、路面状況を把握しにくくて困惑した。
進行方向に向かって左側は1m程の草と害獣除け柵で、同右側は草なのか土なのか岩なのか見分けがつかない。まあ柵が設置してあるのだから人の手は入っているのだろうが、そこをそこそこの速度で割と長い距離を下って行った。二人ともよく転ばなかったよな(笑)。
そんな感じだったんで、途中の画像は一切なし(笑)。撮る暇がまったくなかったんだよ。本当にスリル満点だった!
終点と思しき害獣除けゲートが見えた時にまっさきに頭に浮かんだのは、「えっ~あのインディジョーンズを上り返すのぉ~!」だった(笑)。
疲れと焦り(もう日没も近かったしね)で、よく見りゃ害獣除けゲートってのがすぐに認識できなかったんだよな。
無事脱出して軽く一服。もう山里の集落は日没間近だっぺさ。
脱出先から本日の宿までグーグルマップだと70㎞ぐらいあるので、もう高速人に変身するしかない。ヘンシーン!
ということで、若狭上中ICから若狭舞鶴道にのった。
敦賀JCTで北陸自動車道にスイッチ。途中宿の確認で杉津PAにて小休止。
武生ICを下りてすぐのコンビニ(宿のすぐ隣)で今夜の買い出しを終え、明日に備えてGS(宿のすぐ隣)でガスも満タンにしたらもう辺りは真っ暗。
武生ICから数分のロケーションで宿を選んだのは大正解だったな。
チェックインが19時ぐらいだったかな。
さあ、明日も走るぞ!
その5に続く。
私事で誠に恐縮ながら、書かせてくださいませ。女房に猛反対され、黙って買った単車。結局バレる訳で、エラいケンカになりましたよ。でもね、今リターンライダーにならなかったら、きっと後悔すると思った。実際、体力考えると、買っといてホントによかった。
因みに私、コケることに関してはほぼ、皆勤賞です。ロードではこうはいきませんから・・・、オフ車はいいですよ。
それに何より、二輪の楽しさが自分の人生に再び加わった。さらに何より、同好の志と旅ができるなんて何て幸せなことだろうと思いました。
もし、リターン考えている方がこのブログ読んでおられるかもしれませんので、思い切って後押しさせていただきます。単車は最高だよ、と。
トリッカーさん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りです。オートバイは最高ですね。
何度も書いておりますが、オートバイ、特にオフロードは「あの頃の少年」に戻ることができるんですよね。
もちろん「戻るために」走らせるわけではなく、純粋に「オートバイが好き」で走るわけなんですが、結果として「戻ってしまう」のですね。
十把一絡にはできませんが、往々にして男は子どもじみたところがあり、また、思い切りその童心に帰って遊ぶことを好む生き物なんだと思います。これは理屈ではなく、それこそ遺伝子レベル的なもんなんじゃないかなと感じています。
我々は、それが、その対象物がたまたまオートバイだったということですね。