年が明け、 IT を施したローライダーSにまたがり、今日はどこへ行こうか。
現在自宅でひいて飲むコーヒー豆を、2つの通販サイトで購入している。1つは福岡県に本拠地のあるフェアトレードを前面に出している店舗で、もう1つは静岡県のお茶屋さんながらコーヒーも自家焙煎して販売している店舗だ。両者共に美味しくて何度もリピートしているのだが、ツーリングの目的地としても良いのではないかと考えた。しかし、いくら冬期休暇中とはいえ、福岡県はちと遠すぎる。ならば静岡県に行こうではないか。
自宅を出たのは9時ぐらいだっただろうか。国道23号線を西進し、いつもの伊勢湾岸道豊明ICを通り過ぎ、知立バイパスに合流する。まだまだ渋滞知らずで順調である。三河の市街地上を通り過ぎて行くが、蒲郡あたりで高架は終了する。この先はまだ建設中である。でも、もう10年以上やってないかい?いつ完成するんだろうか。
蒲郡からさらに西進し、豊橋方面へ走るのだが、国道23号線を離れて浜松バイパス(国道1号線)の高架に乗った。ここも渋滞知らずで順調だったのだが、進むにつれて流れが悪くなってきた。路肩を走るのにも飽きてきたのと、この先はかなり渋滞してそうなので、あっさりと静岡行きを諦めた。まあ、静岡県でも沼津市ですからね…。はなっから行く気があったのかどうかも疑わしいぞ(^^ゞ。
ちなみにPV2 のプログラムはショップオリジナルの「DOKO ECOモード」であるが、高速を飛ばす訳ではないので、市街地走りで十分楽しい設定だ。ただ、自宅を出発する際にはエンジンが十分温まっていない状態で走り出すため、バタバタガッタガッタ過ぎて驚いたが、液晶画面でエンジン温度が70℃を超えると落ち着いてくれる。アイドリングは920回転を基点として上下している。
浜名湖西岸を国道301号線で北上する。もうこの時点で行先、というかどの道を走るのかが頭の中で出来上がっている。新城市を目指し、国道151号線を北上するコースだ。ただ、同国道をどこまで北上するかは分からない。時間的に長野県に入って行くのは難しいということは分かっていた。
いつもの簡易コーヒーセットも持参しているので、どこかで一服したいということもあるが、国道151号線沿いではなかなかない。道の駅でbreakってのも味気ないしね。
豊根村に入ったぐらいからそろそろ西進しないとな、と考え始めた。とっくに正午を回っている。
「茶臼山高原道路」の標識が目に入り、左折して県道426号線に入った。本来この時期なら凍結や積雪を憂慮して三桁県道にはなかなか入って行かないのだが、今年は入って行けるね。
昨年末(12月28日(土))、息子二人と三重・滋賀県境の三池岳に登ったのだが、息子たちはスニーカー(^^ゞ。もちろん登り始めて積雪があれば「勇気ある撤退」をすることを前提の出で立ちだったのだが、結局そのままどんどん登って行くことができた。8合目ぐらいからうっすらと雪化粧となり、尾根と出合う頃には積雪が見られた。しかし、ほんの数cmであり、全面の積雪ではない所々融雪している状態だった。さすがに1,000m弱の山だったのでかなり寒かったが、尾根を歩いて無事下山することができた。
山頂付近は風も強く、体感温度はまさに氷点下だったが、持参したストーブで湯を沸かし、インスタントのカップスープで暖を取ることもできた。帰路車中で息子たちと話した際、「そう言えば今日は12月28日だよな。この時期に1,000m級の山に登ることができること自体異常なことだぞ。」と、あらためて地球温暖化について認識させられた次第だ。
そう、やはりかなり暖かい冬なのだ。
三桁県道を駆け上がって行くと、見覚えのある場所にさしかかった。ここで何度か休憩している。県道426号線の途上にある峠を越えてしばらく下った地点。左にUターンするような形で舗装林道に入って行く場所である。
舗装林道をそのまま走るつもりは毛頭ないので、まだ幅員が十分ある所でUターンしてローライダーSを止めた。
さあ、コーヒーを飲むぞ。
ものの30分程度の時間だが、まさに至福の時を過ごしている。「来て良かった。」との思いを噛みしめる時間である。
ほんのわずかなまどろみの後、PV2 の設定をパワーモードに変更する。ここからは92psで自宅まで帰るぞ。
県道80号線で茶臼山高原道路の面ノ木ICを横切り、国道257号線に出て左折すると、国道153号線との交差点まではほんのわずかだ。
香嵐渓を素通りして東海環状道豊田松平ICを目指す。途中王滝渓谷駐車場でトイレ・一服休憩して豊田松平ICまでやって来た。高速人に変身してノンストップで自宅まで。
自宅着は16時20分。走行距離345km。
今年も相変わらずの三桁国道・県道をローライダーSで走るんだろうな(^^ゞ。
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