本日は大学の同級生の一人(以下Y)と約20年ぶりに会う。昨年6月の隠岐の島や今年9月の小豆島に行った連中同様、4年間大学寮で同じ釜の飯を食らった寮友生の中の一人だ。
寮友生の中で同回生は30名強いたけど(入寮時は40名強いたが、1年間で10名ほど退寮した)、合コンや麻雀、宴会、ブルースバンド等々でいつもつるんでいた連中、要するに気心知れた連中というのが、昨年から旅行に行き始めたメンバーと、本日会うY。
来年10月には淡路島ツアーがすでに決定しているのだが、小豆島からの電話連絡でYもツアー参加表明をしてくれた。その電話連絡は小豆島での宴会中に行われたのだが、実は俺を含めて他のメンバーもYと連絡を取るのは約20年ぶりだった。
前置きが長くなったが、待ち合わせ時間が正午なので、本日はその前にちょこっとRideをしたというわけだ。
Rideと言っても正味片道2時間程度がタイムリミットなんで、行先も限られる。ま、こんな時は定番の・・
石榑峠や鞍掛峠だ⛰
後者はそろそろ冬期通行止になるだろうから、本年のRide納め的な意味合いもある。
8時頃自宅を出発。弥富木曽岬ICから伊勢湾岸道に乗り、東海環状自動車道終点の大安ICまで高速移動する。今日は平日だから時短、時短。
いつもなら北勢町辺りのコンビニで coffee break するんだけど、正午の待ち合わせがあるのであまりのんびりとはしてられない。待ち合わせ場所近辺で時間が余るようなら、目に付いたコンビニにINすればよい(それが上記画像のファミマ)。
鞍掛峠に向かうワインディングを、シェルパでヒラリヒラリと駆け抜けて行く。毎回思うけど、タイトコーナーが連続する峠道なら、ローライダーS なんかよりシェルパの方が断然速いよな🏍🏍🏍 タイヤをオンロード仕様にしたら敵なしじゃね?当たり前なんだけど、圧倒的な軽車重とバンク角だけで圧勝だ。
鞍掛峠から下り切り、今度は石榑峠に向かって県道34号線を南下する。その前に舗装林道(御池林道)に分け入るかどうか迷ったが、何かトラブルがあっても困るので(転倒や滑落(;^_^A )、大人しく同県道を南下することにした。
そうは言うものの途上「手招きしてくる」林道が数本あるので、誘惑を断ち切るのに必死だった(;^_^A
無事石榑トンネルを通過し、麓へ下りて行く。国道306号線に突き当たれば、あとは南下するだけ。
まだ11時前なので、往路でできなかった coffee break を目に付いた国道沿いのファミマで敢行。それにしてもかなり気温が高くなってきた。コーヒーをすすり始めると、全身汗ばんできた。
コーヒーをすすり、(-。-)y-゜゜゜終えたら待ち合わせ場所に向けてスタート。30分位早く着いてしまうが、オーバーパンツを脱いだり(-。-)y-゜゜゜したりするから丁度いい到着時刻だろう。
到着後Yへmessageを送る。すぐ返答があり、「今から向かう」、とのこと。
お互い年取ったなぁ~!
それにしても凄いやせてない?
Mercedesで現れた20年ぶりに会うYの第一声と二声。
シェルパは待ち合わせ場所に止めておき、Yの車で移動する。当然車中では会話が途切れることなく進んでいく。ところでAMGには初乗りだったのだが、「何これ?Mercedesって案外クッション悪いじゃん」って感じた。だがしかし、クッションが悪いんじゃなくて、「強化サスペンション」なんだと直ぐに気が付いた (;^ω^) 口に出さなくて良かった(;^ω^) 貧乏人はこれだから嫌だよね(;^ω^)
てっきり小洒落た飯屋にでも行って昼食なんだと思っていたら、Yの自宅に到着。別荘地が建ち並ぶ山の中腹の一角に、Yの自宅があった。一軒家が建つその土地、総面積が300坪 Σ( ̄□ ̄|||)
Mercedesを駐車場に入れ、Yとワンコ、俺でY邸付近を散策しながら会話も進む。短い散策が終わり、Y邸の中に案内される。Yは俺に「まあそこにでも(ソファ)座っといて」と告げるやいなや、台所とデッキベランダを往復し始めた。え?まさかYが昼食を作るの?デッキの薪ストーブにも火を入れた。
おいおい、これはかなり粋な計らいじゃないか。
ものの30分で昼食ができあがり、ノンアルコールビールで再会を祝す。
話が途切れることはなく、Y手作りの昼食に舌鼓を打つ。糖質制限継続中の俺だけど、炊き立ての地元産新米を拒否するほど野暮じゃない。実に5年ぶり位の白米を食した。糖質制限をしているだけに、炊き立ての新米はさらに甘く感じた。
47歳でリタイヤしたYは、専業主夫として毎日奥方の夕食を作っているとのこと。メニューだけでなく、食材や調味料にもこだわっているらしく、例えば本日のメニューの一つであるじゃがバターに使用したバターは、牧草で育てられた乳牛の乳から作られたグラスフェッドバター。
食後のコーヒーに移っても話題が尽きることが無い。大学時代から毒舌家と言われていたYだが、それも昔と変わっていない。いや、年を重ねただけ若干解毒されたかな(笑)。
勢いよく燃える薪ストーブを見つめながらの会話はエンドレスのように思えたのだが、山の中腹にあるデッキベランダは徐々に冷えてきた。待ち合わせ場所に置いてきたシェルパのことも気になる。
まあ尽きぬ話の続きは来年10月の寮友生との淡路島ツアー(既に日程まで決定済み(笑))まで取っておくことにして、そろそろお暇することにする。
最寄りのICから高速に乗り、帰路に着く。
はたから見れば悠々自適に見えるYの現在だが、Y自身々犠牲にしてきたことも数多くあると言う。数日前に交わしたLINEで、Yはそれを「後悔の積立」と表現していた。
全く他者に迷惑をかけずに生きることなど絶対に無理だと分かってはいるが、それを感じ取ることができるかどうかだろう。感じ取った上で、その迷惑を「できる限り」最小限に抑えて行動できるかどうかだと。ただ一つ、その行動を決して「免罪符」にはしないということだ。
本日の走行距離 167km
毎晩20時には就寝するというYから、21時頃LINEメッセージが入った。Yの手作りの夕食「パラパラしっとりチャーハン」の画像も添付されていた。
画像に写るテーブルの上には大小様々な皿が並べられていたが、その中に昨日川上村の「徳岡」でラスト1本を購入し、本日別れ際Yに手渡した奈良漬けを見ることができた。
『20年ぶりに会えて嬉しかった』とのメッセージのあと、昔から変わない毒舌家のYが続けて入力していた。